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帆船「海王丸」 青空にたなびく29枚の帆

THE PAGE 7/21(木) 18:50配信

THE PAGE

 「海の日」の18日、富山県射水市海王町の海王丸パークで保存・公開されている帆船「海王丸」の全部の帆を開く総帆展帆(そうはんてんぱん)などのイベントがあり、にぎわいました。ボランティアの協力で29枚の帆を開いた海王丸は「海の貴婦人」の愛称で呼ばれていた活躍時の姿を現し、来場者は一斉にカメラを向けていました。

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海の日にちなみ「総帆展帆」イベント

 海王丸は全長97.05メートル、幅12.95メートルと世界最大級の帆船。この日は国際信号旗で船を飾る「満船飾」で来場者を歓迎。「海の日」を記念してボランティアたちがマストやヤード(横けた)の上から「おめでとう」と3回繰り返す登檣礼(とうしょうれい)を披露し、盛んな拍手を受けていました。登檣礼は帆船が出港する際、見送りに対し感謝を表す最も重要な礼とされています。

 総帆展帆の作業は午前10時から約1時間30分。ボランティアたちは4本のマストの帆を開く作業を慎重に進め、掛け声で一斉にヤードを引き上げたり、展帆の調整作業に打ち込んでいました。作業が始まると来場者も増え始め、最盛時には1000人余に。

 訓練を受けて作業をしたボランティアはこの日は76人。メンバーは老若男女にわたり、高齢者から若い女性までが高いヤードの上で汗を流しました。総帆展帆は4月から11月にかけて毎月1~2回行います。

 海王丸パークではこのほか船をライトアップしたり、ボートをこぐカッター教室も開いています。海王丸パークを運営する伏木富山港・海王丸財団の坂中一・総務課主事は
「いつも多くの来場者がありますが、特に総帆展帆のファンが多いですね」と話していました。

 海王丸は1930(昭和5)年2月、全国に11校あった商船学校の練習船として姉妹船の日本丸とともに進水。その後運輸省(現国交省)の航海訓練所の練習船となりました。

 これまでに地球を約50周して1万1000人余の船乗りを育て、1989(平成元)年に引退、現財団へ移管しました。海事思想の普及などを目的に一般公開しています。船体は約2238トン、全長約97メートル。海王丸、日本丸とも初代より大型化した2世の帆船が現在就航しています。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

最終更新:7/21(木) 20:02

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