ここから本文です

東芝、ソフトバンクと協業し「多言語対話型FAQシステム」を提供

BCN 7月20日(水)15時29分配信

 東芝インダストリアルICTソリューション社(錦織弘信社長)は、ソフトバンク(孫正義社長)とデジタルサイネージ事業の多言語対話型FAQシステムで協業し、デジタルサイネージに組み込むエンジン「多言語対話型FAQシステム」を開発、7月19日から提供を開始した。

 多言語対話型FAQシステムは、同社がもつ音声・映像活用クラウドサービス「RECAIUS」の音声技術と、ソフトバンクがもつFAQエンジン「APTWARE」を融合したもの。このシステムをデジタルサイネージに組み込むことで、増加する訪日外国人(インバウンド)に向けた多言語対話型のデジタルサイネージを実現。外国人が話した質問をテキストに変換して、FAQエンジンへ入力しFAQエンジンによる回答テキストを音声合成、質問者に音声で回答することが可能となる。

 RECAIUSは、多言語(英語、北京語、日本語、今後は韓国語)に対応した音声認識技術と音声合成出力技術から構成され、辞書登録機能を備えていることから商品名や専門用語の翻訳にも対応しており、店舗やインフォメーションカウンターでの利用に適している。一方、ソフトバンクのAPTWAREは、よくある質問とそれに対する回答からなるFAQデータから、利用者が求めるものを提示する一問一答のFAQエンジン。目的が曖昧な質問に対して聞き返しを行い、回答候補を絞り込むことで、利用者の目的を明確にし、満足度の高い回答を表示する。

 今回の多言語対話型FAQシステムでは、RECAIUSとAPTWAREのプログラムを分離しており、並行して開発できるため、従来の受託型開発に比べ開発期間を短縮できる。FAQデータは、Microsoft Excelのシートを利用して、企業内の担当者が手軽にデータ登録・編集できる仕組みを備えている。また、店頭で使用するタブレット、インフォメーションカウンターや自動販売機などに備え付けるデジタルサイネージなど、マルチデバイスに対応しているため、既存のデジタル端末で利用することができる。

 同社では、多言語対話型FAQシステムを提供することで多言語対話型のデジタルサイネージの普及を促進。近年急増している訪日外国人を迎える側の企業や団体のインバウンドビジネスを、今後も幅広くトータルにサポートしていく考え。

最終更新:7月20日(水)15時29分

BCN