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高江、6月の夜間騒音24倍、383回に 1日当たりも8倍

琉球新報 7月20日(水)5時3分配信

 沖縄防衛局の測定データによると、東村高江の米軍北部訓練場内にある「N4地区」のヘリパッド周辺(牛道)で、6月の夜間(午後7時~翌午前7時)の騒音発生回数が383回に上り、14年度の月平均16・2回と比較して約24倍に上ることが分かった。同地区では昨年2月の供用開始以来、オスプレイの飛行訓練が実施されている。今年6月に東村役場に寄せられた騒音に対する苦情件数は60件に上った。
 県は東村を通して沖縄防衛局のデータを入手した。1日当たりの騒音発生回数は4・1回から32・8回と8倍になったほか、騒音の測定値(エルデン)も14年度の年間平均39・5デシベルの1・4倍に当たる53・8デシベルを観測している。
 19日の県議会米軍基地関係特別委員会で棚原憲実環境企画統括監が當間盛夫氏(維新)の質問に答えた。棚原統括監は「関係部局と連携し、必要であれば防衛局に夜間訓練の時間などを含め調整するよう要請する」と述べた。
 県は「防衛局に15年度のデータの提供を依頼しているところで、現時点では急激な悪化の直接的原因は特定できていない」とするが、高江地区周辺を頻繁に飛来するオスプレイが少なからず影響している可能性を示唆した。
 東村の小中学校では夜間の騒音の影響で睡眠不足となった児童らが欠席する例も出るなど、周辺住民の健康被害も深刻となっている。
 県は防衛局による15年度の騒音測定データがそろい次第「原因究明に努め、必要であればしかるべき措置を取る」意向を表明した。

琉球新報社

最終更新:7月20日(水)5時3分

琉球新報