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がん闘病の大橋巨泉さん死去

東スポWeb 7月20日(水)9時46分配信

 がんとの闘いを続けていたタレントで元国会議員の大橋巨泉さんが死去した。20日朝のフジテレビ系「とくダネ」が報じた。82歳だった。巨泉さんは6月、休載していた週刊現代のコラムを最終回とすることを明らかにして“終活”に入っていた。

 同誌のコラムで、体力が戻らず意識不明に陥ったこともあり、「何時まで生きられるかわからない」と深刻な病状を告白していた巨泉さん。がんとの闘いは10年ほど前にさかのぼる。2001年の参院選で民主党から出馬し当選するも、半年で辞職。政界を離れると海外に長期滞在し、一時帰国するとテレビ出演などメディアに登場。05年に胃がんが判明し手術を受けた。

 13年に中咽頭がん、14年にリンパ腫と病魔に襲われ、昨年5月には肺がんの摘出手術。これを乗り越えて6月放送のテレビ番組で元気な姿を見せて、「4度目のがん手術から復帰」と話題を呼んだ。

 最終回の週刊現代コラムで巨泉さんは、ベッドの上で夫人と弟の力を借りて原稿作成に取り組んだと報告。がん細胞は「静か」だが休載当時から体力と気力の衰えが著しく、一時入院から退院後の4月上旬に容体が急変し、意識を失って救命措置を受ける事態になったという。

 60年代後半から「11PM」、70年代に始まった「クイズダービー」、80年代の「世界まるごとHOWマッチ」など数々の人気テレビ番組の司会で人気を呼び、テレビの申し子のような存在だった巨泉さん。ジャズや競馬にも造詣が深く、政治の世界にも足を踏み入れた。

「このままでは死んでも死にきれない」とも書いていた巨泉さん。「野球は巨人、司会は巨泉」と自ら称し、一時代を築いた偉大なテレビタレントが、7日に死去した永六輔さん(享年83)に続いて旅立った。

最終更新:7月20日(水)10時7分

東スポWeb