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「題名のない音楽会」冨田 勲の追悼特集を放送 番組後半には初音ミクも登場

CDジャーナル 7月20日(水)18時7分配信

 テレビ朝日「題名のない音楽会」が、今年5月5日(木)に他界した作曲家 / シンセサイザー・アーティストの冨田 勲の追悼特集を7月24日(日)に放送。長年にわたり冨田と親交のあった指揮者の藤岡幸夫のタクトのもと、NHK「きょうの料理」や大河ドラマ『勝海舟』、『新日本紀行』のテーマ曲や、手塚治虫のアニメ『リボンの騎士』のテーマ曲など、冨田の代表曲がオーケストラで演奏されます。

 番組後半では、バーチャル・シンガーの初音ミクをソリストに迎え、2012年に初演されたオーケストラ作品『イーハトーヴ交響曲』の特別ヴァージョンを演奏。今回はテレビ放送初の試みとして、初音ミクとオーケストラとの共演にARマーカーを用い、マーカーから位置や角度、レンズ情報を取得し、リアルタイムでCGカメラに反映させるAR技術が導入されます。放送では、初音ミクは通常のソリストと同様にステージ袖からやってきて指揮者のかたわらで歌い踊り、さらには指揮者とコミュニケーションをとるさまも映し出される予定です。

 今回のチャレンジについて、初音ミクを手掛けるクリプトン・フューチャー・メディアは「イーハトーヴ交響曲の初演以降、進化を続けているリアルタイム3DCGコントロールシステム[R3]を、さらに応用、展開させ、常用外のテクニックを組み合せることにより、特別な装置を必要とせず、テレビカメラ実写映像のみから、CG合成を実現させる新しい映像合成技術“放送収録ARシステム”の開発に成功しました」とコメントしています。

 さらにこの日の放送では、冨田が上演を夢見て、他界直前まで創作を続けていた舞台作品『ドクター・コッペリウス』の一部も初演奏・初公開。今年11月11日(金)・12日(土)に東京・渋谷 Bunkamuraオーチャードホールで世界初演が予定されているこの作品も、『イーハトーヴ交響曲』同様、初音ミクとのコラボレーション作品となっています。「題名のない音楽会」での初演奏・初公開では初音ミクは残念ながら登場しないとのことですが、初演の前に冨田の壮大な構想の一端があきらかになる貴重な放送です。

最終更新:7月20日(水)18時7分

CDジャーナル