ここから本文です

体操女子代表最年少・杉原愛子 16歳の本音

東スポWeb 7月20日(水)10時15分配信

 2020年東京五輪のホープはリオでも輝く。体操女子リオ五輪代表最年少の杉原愛子(16=朝日生命)は昨年のNHK杯個人総合で優勝し、今年の選考会でも全て3位以内に入る成長株。今や寺本明日香(20=中京大)、村上茉愛(19=日体大)の両エースに引けをとらない存在だ。まだまだ伸びしろ十分の現役女子高生が本紙の直撃に対し、等身大の姿で体操への思いを語った。

 ――体操女子代表の中で最年少での初五輪だ

 杉原:うれしいです。祝福のメールやツイートがどっさり届きました。今回、五輪に出られるのも家族やコーチ、支えてくれる人のおかげ。選ばれなかった選手のためにも頑張りたい。

 ――ズバリ、目標は

 杉原:団体でのメダル獲得です。

 ――団体でどんな貢献ができる

 杉原:6月の種目別選手権で段違い平行棒と床運動が2位に入ったので、それが私の持ち味ですね。平均台も確実に演技ができるような安定性を出していきたいと思っています。

 ――床運動でのひねりには定評がある

 杉原:実は(内村)航平さんのひねりをマネしているんですよ。動画を何度も見直したりして。足が閉じてピッと伸びているところや、ひねるときの姿勢が一番美しい。最初(白井)健三くんのひねりを参考にしていたんですが、航平さんのひねりのほうが合っていました。

 ――5人の代表メンバーの関係性は

 杉原:仲いいですよ。みんなジュニア時代から合宿や遠征も一緒に行くことが多かったので、よく知っていますし。ケンカ? まったくありません。

 ――4歳から体操を始めた

 杉原:姉が体操をやっていたのを見て楽しそうだな、と。バック転を見たら素直にかっこいいと思いました。もともと体を動かすことが好きでしたし。幼稚園のころには鉄棒で逆上がりができていました。

 ――五輪を意識したのは

 杉原:2008年の北京五輪ですね。当時8歳で「いつか私もあの舞台に立ちたい」と思いました。

 ――昨年11月、右ヒザの遊離軟骨除去手術でしばらく休んだ

 杉原:体操人生で一番の挫折です。一度手術したものの、まだ除去できていない軟骨があって、もう一度することに。(リオ五輪代表選考会の)全日本選手権に間に合うかどうかヒヤヒヤしました。

 ――けっこう落ち込んだ

 杉原:はい。でもそんなときに、姉に平井大さんという歌手を教えてもらったんです。「虹の向こう」という曲があるんですが、すごく励まされましたし、元気になりました。今でもハマっています。

 ――五輪の夢が現実となったが、リオに何か持っていきたいものはある

 杉原:焼き肉のたれ(笑い)。

 ――なんで…

 杉原:昨年の世界選手権グラスゴー大会の思い出があって…。よく「イギリスは料理がまずい」と言われるじゃないですか。確かにお肉に味がなかったんですよ。でも焼き肉のたれをつけたらおいしかった。リオでも料理が口に合わなければ、焼き肉のたれをかければいいかな、と。

 ――現在は宝塚で有名な梅花高校(大阪)に通う

 杉原:宝塚を目指している同級生も多いんですよ。元タカラジェンヌの先生もいらっしゃいます。

 ――体操への好影響も

 杉原:もちろんです。バレエの授業があるんですが、表現力という意味では振り付けやダンスの力強さなど取り入れています。昨年は劇団四季の「ライオンキング」を学校のみんなで見に行きました。すごく刺激になりました。

 ――そんな杉原選手の好きな男性芸能人とは

 杉原:山P(山下智久)です。かっこいい!

 ――最後に本番に向けての抱負を

 杉原 ベストな演技をしたいです。直接感謝の気持ちを伝えられない人に恩返しができれば。


 ☆ すぎはら・あいこ 1999年9月19日生まれ。大阪・東大阪市出身。日体大で体操をしていた父・勝さんの影響で4歳から体操を始める。2014年全日本ジュニア選手権個人総合優勝。15年NHK杯個人総合でシニア大会初優勝を果たし、世界選手権代表に選出された。16年の全日本選手権3位、NHK杯3位に入り、最年少でリオ五輪代表を射止めた。マイブームは編み込み。149センチ、39.3キロ。

最終更新:7月20日(水)10時15分

東スポWeb