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Edge vs. オペラの「どっちが省電力か」論争、まだ続く

@IT 7月20日(水)6時10分配信

 米マイクロソフトは2016年7月13日(米国時間)、同年6月に実施した、同社のブラウザ「Microsoft Edge(以下、Edge)」と競合ブラウザの省電力性を比較したテストの詳細を公式ブログで発表した。

【その他の画像】対して、オペラが発表した検証結果

 同テストで、マイクロソフトはWindows 10環境の「Surface Book」を4台用意し、それぞれにEdgeと「Google Chrome」「Mozilla Firefox」「Opera」をインストールして、Webブラウジング時や動画再生時の省電力性を比較した。その結果、Edgeの省電力性が最も高かったため、同社は「Edgeが競合ブラウザよりも省電力性が高いことが証明された」との声明を発表していた。

 しかし、ノルウェーのOpera Software(以下、オペラ)がこの結果に反論。同社のブラウザ「Opera Developer」の節電モードの省電力性はEdgeを上回るとのデータを提示し、「マイクロソフトのテストは実施方法が不明瞭だ」と批判した。

 今回のマイクロソフトの発表は、オペラ側の「実施方法が不明瞭」とする批判を踏まえ、Windows 10およびEdgeの節電機能の詳細と動画再生テストの実施環境を明らかにしたもの。

 Windows 10には、動画の再生を高速化するAPI(Application Programming Interface)である「DXVA(DirectX Video Acceleration)」や、グラフィックスアクセラレータで2Dコンテンツの表示解像度を最適化し、CPUサイクルを節約する「マルチプレーンオーバーレイ」などの機能が搭載されている。

 同社によると、Edgeはこれらの機能に標準で対応するため、動画処理に必要なメモリ帯域を大幅に減少させ、動画再生時のCPUの消費電力を低く抑えられるのだという。他社のブラウザはこれらの機能にまだ最適化していないことから、Edgeに優位性があると主張した。

●マイクロソフト、高画質コンテンツ再生時の省電力性を主張

 また、マイクロソフトはテストで再生した動画について、Edgeのテストでは他のブラウザよりも高画質のデータを再生していたことも明らかにした。このことからも、Edgeは、高画質動画の再生時にも他ブラウザより高い省電力性を発揮することを示したと主張している。

 その他のテストの詳細については、開発者向けWebサービスの「GitHub」上で閲覧できる。

最終更新:7月20日(水)6時10分

@IT