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浪江9月に特例宿泊 全町民対象 30日から受け付け

福島民報 7月20日(水)10時42分配信

 政府は東京電力福島第一原発事故で全町避難している福島県浪江町で、秋の彼岸に合わせ9月1日から同26日まで特例宿泊を実施する。19日、二本松市の町役場二本松事務所で開かれた町議会全員協議会で示した。
 町は特例宿泊前の8月末までに、帰還困難区域を除いた地域で上下水道の利用を可能にする。居住制限区域の一部地区と帰還困難区域を除き、8月末までに宅地除染を完了させる。
 特例宿泊は全町民を対象とする。7月30日から事前登録申し込みを受け付ける。帰還困難区域などで自宅に宿泊できない町民に対しては町が借り上げた宿泊施設を提供する。宿泊施設は32部屋あり、37人が利用できる。
 当初、政府は8月中旬の特例宿泊実施を検討していたが、避難指示解除に向けた住民懇談会の意見や町との協議を踏まえ、町民への周知期間が必要などとして9月の実施とした。特例宿泊で住民から寄せられた意見、課題を元に、準備宿泊の時期を検討する。
 全員協議会終了後、馬場有町長は「町民は原発事故から5年4カ月以上、古里を離れた生活を強いられてきた。(特例宿泊で)浪江町での生活空間を思い出してほしい」と述べた。

福島民報社

最終更新:7月20日(水)12時33分

福島民報