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海中がれき来月にも撤去 荷揚げ場、請戸漁港で調整

福島民報 7月20日(水)10時43分配信

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の海中にある災害がれきについて、早ければ8月にも撤去作業が始まる見通しとなった。がれきの荷揚げ場は福島県浪江町の請戸漁港とする方向で最終調整している。20キロ圏外の海中がれき撤去と同様、水産庁が漁場復旧対策支援事業を活用し、県に補助する形で実施する。
 県は県漁連を通じて漁業者に撤去作業を依頼し、家屋や乗用車などの大型がれきは業者に委託する方針。
 相馬双葉漁協は25日にいわき市で会議を開き、請戸漁港を荷揚げ場とするかどうか詰めの協議を行う。話し合いがまとまれば、がれき撤去に参加する漁業者選定などの準備を本格化させる。
 荷揚げしたがれきは県有地である漁港内での保管を見込んでいる。現場では防波堤や岸壁などの復旧工事が本格化している。保管場として確保できる面積が限られるため、浪江町内の町有地を借りることも想定している。最終的には廃棄物処理業者に処分を依頼する方向で検討している。
 県は福島第一原発付近の海底土壌や海水の放射性物質検査の結果を踏まえ、半径20キロ圏内の海中がれきの多くは放射性物質の影響をほぼ受けていないとみている。
 県漁連は試験操業の海域を福島第一原発から半径10~20キロ圏に拡大する方針で、関係者から早急な撤去を求める声が上がっていた。

福島民報社

最終更新:7月20日(水)12時34分

福島民報