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小倉氏【追悼全文】巨泉さんがいなければ「今の私はありません」

デイリースポーツ 7月20日(水)15時16分配信

 キャスターの小倉智昭氏(69)が20日、フジテレビを通じてファクスを送付。12日に亡くなった「師匠であり恩人」の大橋巨泉さんを追悼するメッセージを発表した。

 【以下、コメント全文】

先週の金曜日(※注・15日)に、大橋巨泉さんが急性呼吸不全のため82歳で亡くなったことを聞きました。覚悟はしていたのですが、私は、相当、うろたえました。巨泉さんは私の師匠でしたし、恩人でもありました。まさか、こんなに早く、巨泉さんとお別れする日が来るとは、思いませんでした。

おととい営まれた、お通夜で最後のお別れをしたのですが、巨泉さんの身体は細くなり、昔の面影はなくなっていました。本当に最後ですから、「長年ありがとうございました」と、お礼を言って、巨泉さんに話しかけてきました。

あの、いろいろ口うるさい巨泉さんが、死が近づくにつれ、最後の方は「ありがとう。ありがとう。」としか言わなくなっていました。

亡くなる直前、奥さまの寿々子さんによると、巨泉さんは、言葉が出なくなり、そうしたら、自らの手を見せて、指を折り曲げ、3と9で「サンキュー」って、感謝を表したと言います。

私は、40年前の夏、巨泉さんに競馬場で声かけてもらました。それがきっかけとなり、大橋巨泉事務所の所属タレントになりました。

私にとって、「大橋巨泉」という存在は、雲の上の人ですから、話したこともありませんでした。でも、「小倉君、僕と一緒に競馬の仕事やんないか?」って声をかけられて…。実は、私が初めての“愛弟子”でした。

あの時、巨泉さんが私に声をかけてくれなければ、今の私はありません。

結婚式の媒酌人をやらない、巨泉さんが、私たち夫婦の媒酌人はやってくれました。

東京中野区に、焼き肉店をオープンさせた時も、巨泉さんは、店に来て、「お前はバカだ」っていいながら、「お前、将来、生活に困ったら、焼き肉店とか、ラーメン店に住むのか?家くらい持てよ」と巨泉さんならではの言葉で応援をしてくれました。

亡くなって数日経ちますが、私の中に巨泉さんが居ればありがたいと感じています。

師弟関係だから、まだまだ巨泉さんには到達できません。

40年間、いままで、ありがとうございました。

 株式会社オーケープロダクション   小倉智昭

最終更新:7月20日(水)15時21分

デイリースポーツ