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「和」を尊び、真剣に遊んだ巨泉さん…ゴルフ仲間が明かした素顔

デイリースポーツ 7月20日(水)21時1分配信

 タレントでテレビ司会者としても人気を博した大橋巨泉(本名・克巳)さんが、12日に急性呼吸不全のため82歳で亡くなっていたことが20日、わかった。巨泉さんの訃報を受け、15年来のゴルフ仲間という男性(63)が同日、千葉県内の巨泉さんの自宅を訪問。プライベートでの素顔を明かした。

 男性と巨泉さんの出会いは、約15年前。行きつけのすし店が共通だった縁で、巨泉さんが開いたゴルフコンペに、漫画家の安孫子素雄(藤子不二雄A)氏が急きょ欠席した際、その代役を頼まれたことがきっかけだったという。

 巨泉さんに関する最大の思い出として、男性はゴルフ場での出来事を挙げた。「僕がスタート時間に遅れてしまったことがあって、巨泉さんは練習グリーンでパットをしながら待っていてくれた。僕が到着したら、『今日は仕事じゃないんだぞ。遊びに来ているみんなに、何で心配をかけるようなことをするんだ!』って、その場で15分ぐらい怒られたかな…」と笑った。あらゆる現場で「和」を尊び、真剣に遊んで人生を楽しんだ巨泉さんならではのエピソードと言える。

 プライベートではまったく「タレント感」を出さず、誰に対しても気さくだったという巨泉さん。男性も「娘が高校に合格したとき、『お祝いするから、ゴールドコーストまでおいでよ』と、2人で呼んでいただきました」と述懐した。

 だが、ただ優しいだけではなく、時には厳しい面も見せるのが、「人間・大橋巨泉」だった。男性は「僕は親父(から)より叱られたんじゃないかな…。いろんなアドバイスをいただきました。こんな農家の小せがれにもちゃんと接して下さって、本当に感謝しかありません」と感に堪えない表情で明かした。

 農業を営み、生花を栽培している男性は、定期的に巨泉さん宅の花壇に花を植えに来ていた。妻・寿々子さんからは「いつも太陽の方を見ている人だから、ひまわりの花が好きなのよ」と巨泉さんの好みを伝えられたという。

 テレビ界の革命児として、強烈な光で世の中を照らしてきた巨泉さん。偉大な恩人の死を、男性は「ウソみたいですね。ビックリしています。とにかく安らかにお眠り下さい、という言葉しかないですね…」と悼んだ。

最終更新:7月20日(水)21時19分

デイリースポーツ