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減収・減益決算を恐れることはない? IBM株上昇の教訓

投信1 7月20日(水)12時15分配信

IBMの株価は決算発表後に上昇

米IBMは、2016年7月18日(米現地時間)の取引時間後に2016年12月期Q2(4-6月期)決算を発表しました。決算は減収・減益でしたが、発表後の時間外取引での株価は一時+3%上昇しています。

ちなみに、IBMの株価パフォーマンスをS&P500と比較すると、5年前はIBMが▲10%下落に対してS&Pが+68%上昇と、IBMが大きくアンダーパフォームしていました。しかし、2016年の年初来ではIBMが+16%上昇、S&Pが+6%上昇とIBMがアウトパフォームしています。つまり、足元ではIBMの株価は復調傾向にあることになります。

来週から日本でも決算が本格化しますが、IBMのように世界的にビジネスを展開する米国大手企業が英EU離脱ショック後にどのような決算を発表するか、また、それを受けて株価はどのように動くかを知っておくのは有益だと思います。そこで、IBMの決算と株価の動きの背景について詳細を見てみることにします。

戦略分野が順調

まず、IBMの決算内容ですが、Q2の売上高は前年同期比▲3%減、純利益は同▲25%減益でした。

売上高は、引き続きサーバーなどのハードウエアや関連ソフトの減収に歯止めがかからず、17四半期連続での減収となりましたが、事前のアナリスト予想は上回りました。また、純利益についても先行投資の影響等により減益とはなりましたが、これもアナリスト予想を上回っています。

今回の決算で特に印象的であったのは、同社の決算プレゼンテーションに「Becoming a Cognitive Solutions & Cloud Platform Company」という表現があり、人工知能を活用したソリューションや、IoT事業を行うためのクラウド関連事業が順調に拡大している点が強調されていたことでした。

こうした背景に加え、通期のEPS(一株当たり利益)予想は据え置かれ、2016年12月期下期(7-12月期)からEPSの改善が目覚ましくなるというコメントもあるなど、決算の実績や見通しには英EU離脱ショックの影響はほとんど見られませんでした。

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最終更新:7月20日(水)12時15分

投信1