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「かわいい」の裏側で 被害者だらけの野良猫問題

BuzzFeed Japan 7月20日(水)10時7分配信

敷地内での排泄、マーキング、発情期の鳴き声……。見ている分には可愛い野良猫だが、実際、猫が暮らす地域では、様々なトラブルが発生している。問題の原因の一つは、野良猫の多くが避妊去勢手術を受けないまま繁殖していることだ。【BuzzFeed Japan / 井指啓吾】

これを防ぐために、周辺住民が野良猫を飼育管理する「地域猫」活動に取り組む自治体もある。しかし、猫の殺処分数ゼロを達成した東京都千代田区や神奈川県などのケースがある一方、成果の見えない自治体も多い。

そんな中和歌山県は、トラブルの増加を受けて「県動物愛護管理条例」を改正。2017年4月から、京都市などに続いて“野良猫への餌やり”を規制している。

この条例では、繁殖の可能性がない不妊去勢手術済みの野良猫に限り、排せつ物を適正に処理し、周辺住民に事情を説明すれば、餌を与えられる。ルールを守らず、勧告や命令で改善しない場合には、5万円以下の過料が科せられる。

条例の改正とは別に、県は今年度から、地域住民が野良猫に不妊去勢手術を受けさせる、いわゆる「地域猫」の取り組みに助成を開始する。実施計画を知事が認定すれば、不妊去勢手術費用などを県が負担する。

県担当者はBuzzFeed Newsの取材に対して、「何も考えずに餌やりをしている人に、考えを改めてもらうのが大きな目標。野良猫との関わり方を見直して、猫と人とが共生できる社会を目指したい」と話した。

「餌やり」規制は効果的?

餌やり規制で、野良猫の繁殖を抑えられるのか。

京都市では、2015年7月に餌やりを規制する条例を施行。その後1年が経ったが、効果を確かめるのに十分なデータはまだ揃っていない。

市担当者はBuzzFeed Newsの取材に対して、野良猫の数を正確に把握するのは難しいため、現状、市民からの苦情件数などの推移で条例の効果を確かめていると説明。しかし、条例ができたことで「新たな苦情が掘り起こされた面もある」とし、客観的なデータを得るにはまだ時間がかかる、と話している。

現状、「不適切な餌やり」の指導のために、市長が勧告や命令を出した事例はないという。

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最終更新:7月20日(水)10時7分

BuzzFeed Japan

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