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尼崎“幻の醤油”が復活!江戸時代の製法で醸造した「尼の生(なま)醤油」

日刊工業新聞電子版 7月20日(水)14時10分配信

 尼の生揚醤油(きあげしょうゆ)保存会(兵庫県尼崎市、橋本博之会長=尼崎信用金庫会長)は、江戸時代の製法で醸造した尼崎の濃口しょうゆ「尼の生(なま)醤油=写真」を発売した。2016年度製品で、価格は750ミリリットル入りが1本720円(消費税込み)。製造はヒガシマル醤油(兵庫県たつの市)に委託し、尼新実業(同尼崎市)が販売する。

 尼の生醤油は、雑菌が少なく塩分濃度を抑えても醸造できる1月中旬に仕込む。一般的なしょうゆの塩分濃度は16-20%だが、14-14.5%に低く抑えた。まろみのある味わいと芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴という。

 尼崎のしょうゆ造りは江戸時代に清酒造りが盛んな伊丹の醸造技術を利用したのが始まりとされる。大正時代は11カ所の醸造所で生産し、輸出もしていた。第二次世界大戦中に途絶えたが、1985年に市内の企業経営者らが保存会を立ち上げ、復活させた。

最終更新:7月20日(水)14時10分

日刊工業新聞電子版