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はかた駅前通り、車線減らし歩道拡幅 自転車専用道路やオープンカフェも

qBiz 西日本新聞経済電子版 7月20日(水)10時18分配信

 福岡市は19日、JR博多駅と天神・中洲地区を結ぶ市道「はかた駅前通り」(約800メートル)について、車線を減らして歩道を拡幅し、自転車専用道路を新設する再整備に着手すると発表した。歩道空間を生かしたイベント開催など、街歩きを楽しめる環境を整え、にぎわいをつくる狙い。市営地下鉄七隈線が博多駅に延伸する2020年度の完了を目指す。

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 再整備では、片側2車線の車道を片側1車線に狭め、両側の歩道を約2メートルずつ拡幅。さらに車道の両端に幅1・5メートルの自転車専用道路を新設する。16年度は市と国が2億円ずつ負担し、博多区役所南口交差点から博多駅寄りの約200メートルを整備する。

 同通りは国家戦略特区の指定に伴い、道路占用許可の基準が緩和されており、オープンカフェや路上でのイベントなどが開きやすくなっている。

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道の主役、車から人へ

 福岡市が19日発表した市道・はかた駅前通り(約800メートル)の再整備は、通りの“主役”を「車から人へ」と転換し、長年の懸案であるJR博多駅地区と天神地区の回遊性を向上させることが目的だ。にぎわい創出のため、車線を減らして歩道を広げる道路整備は市内では初めて。市は歩行者に優しい街づくりのモデルケースとしたい考えだ。

 JR博多駅と国体道路をつなぐ駅前通りの周辺には、オフィス街や大型商業施設のキャナルシティ博多がある。九州一円から買い物客を集める半面、市の2014年交通量調査によると、通行車は1日平均9千台程度。「片側1車線にしても渋滞は起きないと判断した」という。一方で歩道を走る自転車が多いため、市は自転車専用道路を設けることで、より快適な歩行者空間を確保する。

 散策したくなる都心づくりを目指し、市は本年度、西中洲(中央区)に石畳を敷く新事業を始めるほか、架け替え後の春吉橋に広場を設ける事業にも着手。駅前通りでイベントを企画している「博多まちづくり推進協議会」(博多区)の出田貴宏事務局次長は「オープンカフェを積極的に開いたり、通り沿いの建物の低層階に物販や飲食店を誘致したりして、にぎわいをつくりたい」と意気込む。

西日本新聞社

最終更新:7月20日(水)10時18分

qBiz 西日本新聞経済電子版