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イトーヨーカドー岡山店が閉店へ イオン開業、売り上げ低迷

山陽新聞デジタル 7月20日(水)8時30分配信

 流通大手セブン&アイグループのイトーヨーカ堂(東京)が運営する岡山市中心部の大型商業施設・イトーヨーカドー岡山店(同市北区下石井)が、来年2月末をめどに閉店することが19日分かった。約300メートル北にイオンモール岡山(同所)が開業した2014年12月以降の売り上げ低迷などが理由とみられる。

 ヨーカドー岡山店は土地、建物とも賃借で、不動産ファンドから信託受益権を購入した両備グループ(岡山市)が6月から実質的なオーナーとなっている。同店の撤退が決まったことで両備グループでは今後、跡地の活用策の検討を本格化させるとみられる。

 ヨーカドー岡山店は、JT岡山工場跡地に整備された複合商業施設・ジョイフルタウン岡山の核テナントとして1998年11月に開業した。地上5階地下1階のうち地上1~3階が売り場で、売り場面積は約1万4700平方メートル。直営の食品や衣料品売り場のほかに、飲食や雑貨、書店、クリーニング店などテナント30店が入居している。

 イトーヨーカ堂は来店客数などを公表していないものの、年間100億円超あった売り上げがイオンモール岡山開業後は2割以上減っていたもよう。現行の賃借契約は18年11月を期限としているが、想定以上の落ち込みから閉店時期を早めたとみられる。

 社員約30人は配置転換で雇用を維持し、パート約200人は再就職先の紹介などを行う方向。セブン&アイグループは「現時点ではコメントは差し控えたい」としている。

 イトーヨーカ堂は来年2月までに不採算の全国20店を閉鎖する方針を示している。岡山県では、アリオ倉敷(倉敷市寿町)内の食品スーパー「イトーヨーカドー食品館倉敷店」も8月末をめどに経営から手を引くため、中国地方の店舗は福山店(福山市)のみとなる見込み。

最終更新:7月20日(水)8時30分

山陽新聞デジタル