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「サーフィン王国」千葉、始まりは? 五輪へ県内で誘致合戦 【ちばの地理再発見】

千葉日報オンライン 7月20日(水)11時13分配信

◆アメリカ人を少年たちがまねた

 三方を海に囲まれている千葉県では、マリンスポーツも盛んです。その代表格がサーフィンです。

 サーフィンは元々、ハワイやタヒチの人々が行っていたものです。100年ほど前から、「近代サーフィンの父」と呼ばれるハワイのデューク・カハナモクの功績で、サーフィンがアメリカやオーストラリアを中心に広く認知され、大きく発展しました。

 日本では、江戸時代に庄内湯野浜(山形県鶴岡市)で、「瀬のし」と呼ばれる一枚板で子どもたちが波乗りをしていたという記録が最古のものです。サーフィンとしては、1960年ごろにアメリカ人が湘南(神奈川県)や千葉の海で楽しんでいたのを、地元の少年たちがまねたのが始まりとされます。

◆鴨川で第1回全日本大会

 65(昭和40)年に日本サーフィン連盟が発足し、翌年に第1回全日本サーフィン大会が鴨川海岸で行われました。以降、若者を中心にサーフィンの愛好者(サーファー)が年々増加しました。

 千葉県は東京近郊でありながらバリエーション豊かなサーフポイントに恵まれています。このため、早期から数多くのサーファーが訪れ、サーフィンのショップやスクールも各地に開かれて、日本を代表する「サーフィン県」となりました。

 千葉県のサーフエリアは、大きく「千葉北」「千葉南」に分けられます(別の分け方もあり)。

 千葉北エリアは、飯岡(旭市)から太東(いすみ市)までの九十九里浜全域、そして大原(いすみ市)までにわたります。広い砂浜と強い潮、ダイナミックな波が特徴です。特に一宮町の東浪見(とらみ)や釣ケ崎(通称「志田下」)はプロサーファーやトップアマが集まるポイントとして知られています。

 千葉南エリアは、岩和田(御宿町)から平砂浦(館山市)にわたります。起伏に富んだ複雑な海岸線の間に、大小さまざまなポイントがたくさんあります。

 また、東京湾に面した内房エリアでも、富津市や鋸南町などでサーフィンができるポイントがあります。千葉県は、このように広大なエリアの中に大小何十もの数のポイントがあり、「サーフィン王国」とも称されています。

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最終更新:7月20日(水)11時38分

千葉日報オンライン