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敦賀気比に投げ勝った小柄なエース 坂井高、帽子に書かれた言葉信じ

福井新聞ONLINE 7月20日(水)8時42分配信

 第98回全国高校野球選手権福井大会第3日は18日、福井市の福井フェニックススタジアムと敦賀市総合運動公園野球場で1回戦2試合、2回戦2試合を行った。坂井―敦賀気比は延長十五回までもつれ込む激戦となり、坂井が十五回に勝ち越し4―2で勝利。第2シードの敦賀気比は5季連続となる甲子園出場を逃した。
 
 敦賀気比を倒して甲子園に行く―。坂井は身長169センチ体重63キロの小柄なエース高嶋慶司が、4番で主将の田中心が、グラウンドで雄たけびを上げ、気持ちを前面に出して戦い、勝利をつかんだ。田中主将は「誰も気持ちを切らさず、粘り切れたのが勝因」と話し、ベンチやスタンド一体となった結果と強調した。

 延長15回表、坂井2死二塁。途中出場で2安打と波に乗っていた小林健悟が「来た球を打つだけ」と初球を強振すると、一塁ベースに当たって二走黒田海斗が生還。続く大西凌斗も初球を右翼にはじき返し、この回2点を刻んだ。

 その裏は2死満塁のピンチを迎えたが、高嶋は帽子のつばの言葉を信じた。「為せば成る」「最高の投手 攻めろ」「お前なら大丈夫」。後輩や応援団長、大西が書いてくれた。スタミナには自信があると言うが、十二回あたりから「正直きつかった。でもみんなを信じていた」。210球を投げきった。

 川村忠義監督は「勝つという気持ちがプレーに乗り移っていた」と手放しで絶賛。指揮官自ら「強豪を破って甲子園」と語っていた目標に、ナインは死力を尽くして応えた。

福井新聞社

最終更新:7月20日(水)8時42分

福井新聞ONLINE