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イトーヨーカドー岡山店閉店へ、跡地利用焦点に 総合スーパー業態苦戦

山陽新聞デジタル 7月20日(水)12時19分配信

 イトーヨーカドー岡山店(岡山市北区下石井)が来年2月末をめどに閉店することが19日、明らかになった。衣食住の商品をそろえた総合スーパーという業態が全国的に苦戦している状況に加え、巨艦店・イオンモール岡山(同所)が2014年12月に近接地へ開業し、集客面で打撃を受けたことなどが背景にあるとみられる。県都の一等地にある商業施設だけに跡地活用が今後の焦点となる。

 総合スーパーは幅広い品ぞろえと安さが強みだが、近年は家電や衣料の郊外型専門店、コンビニなどに押されて全国的に苦戦している。イトーヨーカドー岡山店も例外ではなく、イオンモール岡山の開業を直前に控えた14年11月には1998年の開業以来最大規模の改装で売り場をてこ入れ。資本提携を結ぶ天満屋ストア(同岡町)の協力も得て地場産の食材を拡充してきた。

 しかし、中四国最大規模の売り場面積(約9万2千平方メートル)を持つイオンモール岡山が徒歩5分の距離に開業すると、経営環境は悪化した。初年度約1800万人が来店したイオンモール岡山に対し、イトーヨーカドーの売り場面積は約6分の1。影響は避けられず、立て直しを断念したようだ。

 イオンモール岡山の進出を境に周辺施設は軒並み売り上げを落としており、「限られた消費を奪い合っている状況」と流通関係者。岡山市では14年に岡山ビブレ(同幸町)と岡山OPA(同本町)が閉店し、総合スーパーのイズミヤ津高店(同横井上)は今年8月21日を最終営業日として閉店する。今後も都市部の商業の勢力図は大きく塗り変わる可能性がある。

 イトーヨーカドー岡山店は市役所筋に面し、遊技場などが入る別棟とともに複合商業施設「ジョイフルタウン岡山」を構成する。敷地は約3万8千平方メートルと都心部では有数規模。約87億円を投じ、同タウンの土地と建物の実質的な所有者となった両備グループ(岡山市)は今年3月に取得を表明した際には、将来の活用策について「長期の構想は白紙」としていたが、これまで市中心部で複数の再開発を手掛けた実績をもとに今後、都心活性化に向けてどんな青写真を描くかが注目される。

最終更新:7月20日(水)12時19分

山陽新聞デジタル

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