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背丈より高い! 児童が収穫 背景にある“願い”/富山

チューリップテレビ 7月20日(水)21時12分配信

 高岡市福岡町の小学生が学校近くに設けられた田んぼで、収穫作業に挑戦しました。

 収穫したのは稲ではありません。背丈よりも高い植物です。
 
 400年以上の伝統がある、高岡市福岡町特産の『菅笠』。
 子供たちが収穫したのは、その菅笠作りの材料となるスゲです。
 
 20日は、福岡小学校の5年生93人が、授業の一環で収穫を体験しました。
 これは、材料であるスゲの栽培を通して、地域の伝統産業への理解を深めてもらおうと地元住民などで作るスゲ支援グループSUGET(スゲット)が企画したものです。
 越中福岡の菅笠は、生産量で全国シェアの9割を占め、時代劇でもよく使われています。また、菅笠作りは、2009年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
 その一方で、スゲの生産者や菅笠をつくる職人は、高齢化などで減少傾向。担い手の確保が課題となっているのです。

 カサスゲは去年10月に子どもたちが植えたもので、草丈の高さはおよそ1メートル60センチです。
 子どもたちは、自分の背丈よりも大きく伸びたスゲを、一束づつ丁寧に刈り取りました。
 収穫したスゲは、SUGETが天日干ししたあと業者に出荷し、菅笠の材料となる予定です。

チューリップテレビ

最終更新:7月20日(水)21時12分

チューリップテレビ