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水面覆うホテイアオイ 天王池で増殖

紀伊民報 7月20日(水)16時43分配信

 外来生物法の要注意外来生物に指定されている浮遊性水草ホテイアオイが、和歌山県田辺市下万呂の天王池で増殖、水面を覆い尽くしている。増え過ぎると水質が悪くなったり、光を遮断して在来生物に影響を及ぼしたりするという。

 南米原産。日本には明治中期に観賞用、家畜飼料として導入され、1972年に野生化が確認された。6~11月ごろ、直径3センチほどの淡紫色の花を多数つけて美しい。浮草やビオトープ用としてホームセンターなどで販売されている。このため、何らかの理由で野外に出たものが繁殖しているとみられている。日当たりが良く富栄養化した場所を好む。

 天王池では6月ごろから増え始め、7月に入ってから水面を覆うようになり、天候や風向きにもよるが、8割ぐらいに広がっている。

 紀南地方では15年ほど前からホテイアオイの繁殖が目立ってきている。県立自然博物館は「紀北でも定着して毎年見られる池がある。除去したい場合は、引き揚げた後、しっかり乾燥させて焼却処分するとよい」と話している。

最終更新:7月20日(水)16時43分

紀伊民報