ここから本文です

仲代さんこだわりの舞台裏 能登演劇堂が見学受け入れ

北國新聞社 7/20(水) 4:23配信

 七尾市の能登演劇堂を管理運営する「演劇のまち振興事業団」は8月5日から、俳優仲代達矢さんが監修した演劇堂のバックステージツアーを受け付ける。演出に使われる大扉の開閉や楽屋、設備など普段は見ることのできない舞台裏を公開し、全国でも珍しい特徴を持つ演劇専門ホールの魅力を発信するとともに、「演劇のまち」への関心を一層高めてもらう。

 演劇堂の開館は、1983(昭和58)年に仲代さんが能登旅行で旧中島町を訪れたことがきっかけだ。仲代さんが主宰する俳優養成所「無名塾」の合宿が始まり、監修につながった。

 昨年、仲代さんが文化勲章を受けたことから、事業団は無名塾との交流や演劇のまちづくりにより理解を深めてもらうため、仲代さんのこだわりが随所に盛り込まれた演劇堂の舞台裏を公開することにした。

 こだわりの一つが高さ8・5メートル、幅14・5メートルの大扉だ。開くと舞台後方に山林が広がり、無名塾などの公演では「借景」「野外舞台」として活用され、演劇専門ホールでは珍しい設備となっている。ツアーでは、迫力ある開閉の様子を間近で見ることができる。

 このほか、仲代さんが役者の使い勝手を考慮して監修した楽屋や、音響、照明設備、舞台上からの眺めも楽しんでもらう。

 演劇堂はほぼ半年間、公演や各種イベントで使用されており、バックステージツアーは使われていない日に限り、個人は1人300円、団体(10人以上)は1人200円で予約を受ける。

 事業団は今後、県内外の旅行会社に舞台裏の公開を売り込み、各種ツアーに組み入れてもらう。

北國新聞社

最終更新:7/20(水) 4:23

北國新聞社