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50年間、パンありがとう かほくの児童、店主に手紙

北國新聞社 7月20日(水)4時23分配信

 かほく市外日角小の児童4人は19日、同校向かいの「高田製パン所」に感謝の手紙を贈った。同店は児童から「高田のパン屋さん」の愛称で親しまれ、約50年間給食のパンを納めてきたが、設備の老朽化や、店主の高田由信さん(67)、妻勝子さん(65)が体力面で自信がなくなったことから4月末で納品を終えた。高田さんは全校児童390人の感謝の気持ちが込められた手紙を受け取り「パンを作り続けて良かった」と笑顔で応えた。

 同店は高田さんの両親の代からパンを納品してきた。高田さん自身は高校卒業後、両親と共に店で働き、10年ほど前からは勝子さんと二人三脚で週2回、全校児童のパンを作ってきた。機械の老朽化や体力の衰えを理由に、5月から店頭販売と宅配、地元商店への納品に専念している。

 同校給食委員会が、長くパンを作ってくれたことに感謝の手紙を企画した。19日は委員の5、6年生4人が店を訪れ、高田さんに「パンを届けてくれてありがとうございました」「これからも元気で作り続けてください」などと声を掛け、手紙を手渡した。

 1年生は食パンのイラストが描かれた紙にそれぞれ名前を記し、2~6年生は「コッペパンがおいしいです」「次は買いに行きます!」などと書いた手紙を学年ごとにまとめた。

 高田さんは、ねんざした手首の痛みをこらえながら作ったことを振り返り、「うれしさ半分、恥ずかしさ半分」と話し、児童一人一人と握手を交わした。

北國新聞社

最終更新:7月20日(水)4時23分

北國新聞社