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スクート、バンコク経由の成田線就航 787で

Aviation Wire 7月21日(木)12時43分配信

 シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(SCO/TZ)は7月21日、バンコク(ドンムアン)経由のシンガポール-成田線を1日1往復で開設した。

 機材はボーイング787-8型機(335席:スクートビズ21席、エコノミー314席)。初便のバンコク発TZ292便(787-8、9V-OFC)は成田へ午前9時13分に到着し、折り返しのTZ291便は午前10時25分にバンコクへ向けて出発した。乗客数と搭乗率は成田着のTZ292便が304人で90.7%、成田発のTZ291便が321人で95.8%だった。

 スケジュールは曜日により異なる。日曜日の場合、シンガポール発TZ292便は午後10時に出発し、バンコクへ午後11時35分に到着して翌日午前0時55分に出発。成田には午前9時に到着する。折り返しのTZ291便は午前10時に成田を出発し、バンコク着は午後1時50分で午後3時50分に出発し、シンガポールには午後7時30分に到着する。

 スクートはシンガポール-成田線の1路線目となる台北(桃園)経由便を、2012年10月に開設。787-9(375席:スクートビズ35席、エコノミー340席)で運航している。バンコク経由便の就航により、シンガポール-成田間を1日2往復運航する。

 バンコク経由便の外国人客と日本人客の比率について、坪川成樹日本・韓国支社長は「7月の予約状況は日本人が6割。通年では半々に持っていきたい」と語った。また、バンコクと終着地シンガポールまでの乗客比率は「バンコクまでが8割」(坪川支社長)だという。

 一方、台湾経由便は4割が日本人で、残り6割が台湾とシンガポールからの乗客だという。

 スクートの日本路線はシンガポール-成田線のほか、2015年7月からシンガポール-関西線をバンコク経由と高雄経由で、それぞれ週3往復ずつ運航している。10月1日からは、札幌へ台北経由で週3往復乗り入れる。

 7月21日時点で、成田からドンムアンへはタイ・エアアジアX(TAX/XJ)が週11往復運航。シンガポールにはスクートのほか、シンガポール航空(SIA/SQ)と全日本空輸(ANA/NH)が1日2往復ずつ、日本航空(JAL/JL、9201)とデルタ航空(DAL/DL)が1日1往復ずつ運航している。

 スクートはタイ国際航空(THA/TG)系LCCのノックエア(NOK/DD)と合弁で、ノックスクート・エアライン(NCT/XW)を2014年に設立。2015年3月には、成田-バンコク(ドンムアン)線の定期便就航を予定していた。

 ところが、同時期に国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)が、タイの航空当局に対して「重大な安全上の懸念(SSC)」を指摘。このあおりを受け、ノックスクートを含むタイ国籍の全航空会社は、ICAO加盟国への定期便の新規就航などが、原則としてできなくなっている。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7月21日(木)12時56分

Aviation Wire