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あのバンドを彷彿 名古屋市動画「転がす非常食」“ローリングストック”とは

THE PAGE 7/22(金) 10:04配信

 最も身近な防災対策の非常食。熊本地震をはじめ、各地で地震が続いていることもあり、備えているという家庭も多い。しかし、もともと長期保存用の食材が多いため、消費期限を把握しづらいという問題があった。

 そこで、最近提唱されているのが普段の生活に、非常食を食べて、補充するサイクルをつくる“ローリングストック法”というものだ。この方法を広く周知しようと、名古屋市職員が動画を作成。“ローリングストック”の名前からひらめいたという、世界的ロックバンドを意識したエンタメ性の高い曲と画像で一気に啓発を図る。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=b3Ut9nAwDVE

ロックと非常食のコラボレーション 啓発動画作成のアイデアに

 ローリングストック法とは、非常食を定期的に食べて、その分を買い足して備蓄する方法。3年ほど前から話題になり、内閣府も推奨している防災対策だが、まだ一般家庭での取り組みは低い。

 今回PR動画「第3月曜ローリングストック法 ~転がせ!非常食~」を作成した名古屋市緑政土木局の職員、和田勉さんは元バンドマン。2014年にも土木局のPR曲をつくっている。「今年3月にNPO法人プラスアーツの百田真治さんの講演でローリングストック法のことを知り、“自分だったらストーンズと絡めてPRするなぁ”と。その後、6月に開催された名古屋市港区での防災展示会にあたり、イベントブースでのPRのために作成したのがきっかけです」。

 曲の作詞作曲から、演奏、MIX、動画の編集まで、すべて和田さんが担当した。「ローリングストーンズの名曲『(I Can't Get No) Satisfaction』へのオマージュ」ほか、「イントロの出だしはセックスピストルズ、Bメロはビートルズ、サビの前半はThe Whoなど、イギリスのロックバンドのテイストをたくさん散りばめました」と、元バンドマンの片鱗を見せた。

 動画では黄色いスーツを着たダンサーや、和田さん自身が非常食を食べるシーンがコミカルに登場。「イントロやサビのアニメーションなどは手書きのイラストを取りこんで、Windowsムービーメーカーでコマ送りして作成。基本的には歌詞の内容をなぞっているだけの映像ですが、見ていて退屈しないよう“テンションの高い”映像を心がけました」と、魅せるエンタメ性も追求した。

 動画では「定番は黄色い四角いの 水 野菜ジュース 缶詰 チョコレートも~」「買い置きの非常食をひとつ食べよう~」など具体的なローリングストックの方法を、テンポよく紹介している。しかし、曲作りのとき、行政という立場上、歌詞に特定の商品名を入れられないという苦労もあった。非常食として重宝する某バランス栄養食の表現も、“黄色い四角いの”というフレーズが浮かんだときは「思わずガッツポーズでした!」とのこと。通常業務とは異なる取り組みで、ほとんど勤務時間外での作成だったため、徹夜で作業してそのまま出勤、ということも何度かあったそうだ。

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最終更新:7/22(金) 10:04

THE PAGE

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