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【レポート】VR空間を自分の足で移動するリアルFPS「ZERO LATENCY VR」日本上陸!「これがやりたかったんだよ」と心からヒャッハーできる

インサイド 7月21日(木)12時15分配信

7月23日から「東京ジョイポリス」でVRFPS『ZERO LATENCY VR』がオープンします。本作はオーストラリアの企業・ZERO LATENSCYが開発したVRゲームフォーマットを利用した作品で、VR空間を自分の足で実際に歩き、移動することができます。

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第1弾となるタイトル『ZOMBIE SURVIVAL(ゾンビ サバイバル)』はゾンビの大群に襲われた街を舞台に、ゾンビたちと戦いながら救出拠点を守り、仲間たちと強力して脱出するというタワーディフェンス型のシューティングゲームです。



プレイヤーはVRHMDやヘッドセットのほか、各種センサーやバッテリーなどをまとめたバックパックを装着して参加。最大6人まで同時に協力プレイを楽しむことが出来ます。重さは約4キロほどで、実際にプレイしている間は存在を忘れていたので、重さによる阻害感はありませんでした。

なお、本作はボイスチャットにも対応しており、プレイヤー間でコミュニケーションを取ることが可能。また壁や他のプレイヤーに近づくと、ゲーム内に警告が表示されるようになっています。

◆さぁ野郎ども!ゾンビ狩りの時間だ!


事前のブリーフィング(ゲーム説明や注意事項など)を聞いた後、専用ルームに入ってHMDと銃型コントローラーを装着後。さっそくVR空間へダイブします。目の前は「ソードアート・オンライン」あるいは「攻殻機動隊」で描かれていたようなサイバー空間になっており、HMDやコントローラーなどの確認が行われ、事前に受けた操作を思い出しながら戦いに備えます。



ゲームマスターからの説明が終わったところで、今回のゲーム・フィールドに転送された筆者たち。そこはコンテナや木材、発電機などで区切られたスペースとなっており、サバイバーたちが生き残るために構築した最後の砦だということが伝わってくるビジュアルです。

そこで1分ほどの準備時間が用意されており、コントローラーの操作確認などが行えるようになっています。初見の場合はいろいろと戸惑うことも多いので、ここはもう少し時間が欲しいと感じました。



そしていよいよゲームスタート!合図と同時に、遠くから迫り来るゾンビたちの姿が見えました。まずは落ち着いて銃を構え、レーザーサイトを頼りに目の前にあったバリケードを作るオブジェクトに狙いを定めてトリガーを引く。

ふと手元を見てみると、そこにはAKのようなアサルトライフルが……!さっきまで近未来的なガンコンを装備していたはずなのにと驚きつつ、銃の切り替えボタンを押してみるとスナイパーライフルやショットガンなどに見た目が変化。武器によって射程や威力が異なり、スナイパーライフルとショットガンはポンプアクションになってますので、ハンドグリップを前後に往復させて射撃する必要があります。

もうこの時点でSF好きでFPS好きな筆者は心がぴょんぴょんしており、バリケードを一通り完成させた後は「ひーひっひっひっひー!あーはー↑はー!」と奇声を上げつつ、ゾンビどもを撃ち倒すことに没頭していました。諸君、これは間違いなく我々が心から求めていたFPSだ!!



『Left 4 Dead』よろしく猛烈な勢いで襲い来るゾンビたち。リアルそのものである周囲のプレイヤーが発する声や音、VRならではの凄まじい没入感。もはや言葉は要らない。自由に動き回りながら戦えるFPS…これがやりたかったんだよ!ひゃっほーう!

◆2階建て、バリケード、オブジェクトの隙間など、ステージ構成を活かした楽しみ方


ふと冷静さを取り戻した筆者。あらためて周囲のバリケードの状況を確認していると、エレベーターの存在を思い出したので、単独で2Fへ移動してみることに。

エレベーターを降りようとしたところ、2Fにもゾンビたちが押し寄せており、それらをエレベーターに篭もりながら撃ち倒しているとどうにも数に圧されて劣勢模様。エレベーターのボタンを撃って一度退却……からのリベンジ、という流れを繰り返して、エレベーターの扉をバリケードにする方法でしのぎつつ戦っていました。

オブジェクトの隙間もしっかりと判定がわけられているので、何もない空間で銃弾がはじかれる謎判定でストレスを感じることはありませんでした。もちろん実際のゲームや映画の様に手だけを伸ばして撃つことも出来ます。

またこのステージ構造が非常に面白く、プレイしている場所自体は平坦なのに、VR空間では2Fがあるため、非常にフィールドを広く感じることが出来るだけではなく、戦略性も向上。さらに2Fエリアは工事現場の足場の様な作りになっているため、実際には何もないものの、「なんか不安定そう」「下に落ちたらどうしよう」と考えてしまうのです。



しばらくすると他のプレイヤーも2Fの存在を思い出したようで、プレイヤーのひとりがエレベーターに乗ってくれました。ちょっぴり馴れ馴れしいかなと思いつつ、「左!左側の奥からゾンビが入ってきます!カバーします!」と情報を共有したことで、味方プレイヤーがアサルトライフル(中型自動小銃)でゾンビたちに圧力をかけて進行を抑え、そこを筆者が落ち着いてスナイパーライフルで仕留めていくという理想的なコンビネーションを発揮できました。

無事に2Fを制圧することに成功した筆者は、まるでゾンビ映画の終盤シーンで登場する特殊部隊の活躍シーンのようなプレイだと脳汁ダバダバ。そんな感覚を彼も感じていたのだろうか。そうに違いない。名も知らぬ戦友よ、ありがとう。また会ったら、うまい酒でも奢らせてくれ。



制圧後は共闘した仲間に側面を預けて、筆者はスナイパーライフルを活かして1Fで戦っている仲間の援護に専念。味方の背後に迫っているゾンビを倒しつつ、ところどころに配置されているドラム缶を爆発させてゾンビをまとめて倒すなどしてポイントを稼ぎ、同行していた副編集長がゾンビに囲まれているのを無視して楽しんでいると、なにやら他のゾンビと比べてやたらと体格の良いゾンビが出現しました。

体格の良さからわかるとおり、体力がかなり高めに設定されているエリートモンスター扱いのゾンビとなっており、ショットガンやスナイパーライフルなどでダメージを与えたときに発生するノックバックも期待できるほどの効果が得られないのでなかなかに厄介でした。1体だけならまだしも、これが2体同時に出てきたりしたら…想像するだけでも怖い。

◆やった!助かるぞ、おい!こっちだ!


そうこうしているとゲームは終盤に突入。1Fに脱出するための装置が作動するエリアが表示され、プレイヤーはそこに集合することに。もちろんその間もゾンビが襲ってくるので、周囲への警戒と攻撃の手は緩めてはいけません。互いに「後ろ!後ろぉー!」「カバーします!」と声をかけて、ここまで一緒に戦ってきた仲間全員での脱出を試みます。

ショットガンや自動小銃など銃を切り替えて、近場のゾンビに対応しつつ全員が集合したら、脱出装置が作動してエレベーターのように上昇を開始。脱出シークエンスが始まりました。



このタイミングで全プレイヤーの武器は「ガトリングガン」に変更される仕様になっているようで、何も聞かされていなかった筆者は不具合でも生じたのかと手元をみて不安になりました。しかし「ガトリングガン…?ハッ!」と意図を察したとき、またも筆者の中で何かがはじけ飛びました。

「ひゃっほーう!弾幕は最高だぜー!あーっ↑はっはっはー!」と、またも奇声をあげながら鉛弾のシャワーをゾンビたちに浴びせていく筆者。『ターミネーター2』のアーノルド・シュワルツネッガーになったような気分でわらわらと集まってくるゾンビたちを蹴散らしていくのはまさに快感。最っ高にハイってヤツはこういうことなんですね!ディオー!



この脱出シークエンスが終わるとゲーム終了。ゾンビを倒したり、バリケードを作動させるなどしたときにポイントが得られるようになっており、その合計値が足元に常時表示されています。同時にランキング(チームメンバー内の順位)も確認できます。

今回のプレイで得た筆者のポイントは約15万6000点。この日は他メディアや関係者向けに多くのプレイヤーが参加しているそうですが、スタッフに聞いたところ「10万点を超えていたらかなり上手ですね」という話でした。それなりに好成績を残せたようです。

プレイ後、思わず「もう一回、もう一回!お願いします!」といい歳をした大人が駄々をこねるという恥ずかしい姿を晒してしまいましたが、それほどまでに熱狂できる楽しさがありました。



手元に銃型コントローラを引き寄せたときにVR映像内の銃が少しばかり荒ぶってしまう点、スナイパーライフルの利点でもある高倍率スコープ画面が無い点、事故を防止するためとはいえゲームマスター(スタッフ)がユーザー同士の接近に過敏すぎる点(エレベーターに乗ってる時に離れてと言われても困ります)など、改善を希望したいところはいくつかありますが、少なくとも筆者がこれまでに体験したあらゆるVRゲームにおいて最高傑作であることは間違いないです。

東京ジョイポリス『ZERO LATENCY VR/ZOMBIE SURVIVAL』は7月23日からスタート。事前予約制で申込受付は7月19日から開始されており、プレイ料金は1,800円(税込)。所要時間は15分のブリーフィング、15分のゲームプレイで合計30分となっています。

最終更新:7月21日(木)12時33分

インサイド

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。