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日本の大富豪(2)推定6000億円以上の資産、楽天創業者・三木谷浩史

THE PAGE 7/22(金) 7:00配信

 楽天創業者の三木谷浩史氏は日本を代表するネット起業家であり、有数の大富豪といってよいでしょう。三木谷氏と親族は楽天の株式の約40%を保有していますから、推定で6000億円以上の資産を持っている計算になります。

華やかな経歴

 三木谷氏の経歴は華やかです。一橋大学から興銀(現在のみずほ銀行)に進み、ハーバード大学に留学してMBA(経営学修士)を取得しました。米国のエリート学生が、大企業ではなく起業の道を選択している現状に刺激を受け、日本に戻ると現在の楽天の前身となる企業を設立しました。電子商取引サイトである楽天は急成長し、創業からわずか3年でジャスダックに株式を上場。超富裕層の仲間入りを果たしました。

 華麗な経歴を持つ三木谷氏ですが、意外なことに体育会的なカルチャーを持つ人物として知られています。会社が大きくなってからも、毎年1月の仕事始めの日には、近くの神社の石段を歩いて登り、お参りに行っていたそうです。また、ベンチャー企業には労働基準法を適用すべきではないと発言して物議を醸したこともあります。こうした企業カルチャーに対しては賛否両論もありますが、楽天の急成長を支えてきた面があることは否定できないでしょう。

派手ではない私生活

 質実剛健ということなのか、私生活もそれほど派手ではありません。三木谷氏は東京都内に20億円を超える私邸を建設しましたが、数千億円という資産規模を考えるとかなりのお手頃価格です。かつて三木谷氏とライバル関係でもあったホリエモンこと堀江貴文氏は、この私邸に関して「スケールが小さすぎ」と発言しています。もっと夢のある大きなことに派手にお金を使って欲しいという意味だと思われます。良くも悪くも、これが三木谷氏の持ち味ということなのかもしれません。

 ビジネス面では、国内で圧倒的な成功を収めたことから、本格的な海外進出を試みています。流通総額の7割を海外にするという目標を掲げ、社内の公用語も英語に切り替えました。矢継ぎ早に海外企業を買収する形でビジネスを拡大しましたが、残念ながらその多くがうまくいっていません。アジア地域では台湾を除いて軒並み撤退を余儀なくされ、欧州でも不振が続いており、海外戦略は見直しが必至の状況です。

欠かせないグローバル展開

 もっとも国内の経営は盤石で、同社の業績は順調そのものです。ただ、国内市場は飽和状態となっており、今後、急激に事業を拡大できる見込みはありません。三木谷氏は日本では有数の起業家であり大富豪ですが、ここから世界レベルの大富豪に脱皮するためには、やはりグローバルな展開が欠かせないでしょう。

 ごく普通の人から見れば、想像もできない水準の富を獲得した三木谷氏ですが、ある意味では、これからが三木谷氏にとっての最大の正念場といってよいかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:7/22(金) 7:00

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