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<南シナ海問題>蔡総統、平和的解決など「4原則」提案/台湾

中央社フォーカス台湾 7月21日(木)15時31分配信

(台北 21日 中央社)蔡英文総統は19日、就任後初となる国家安全ハイレベル会議で、複雑な南シナ海問題に取り組むには、国際法や国連海洋法条約に基づいた平和的解決を含む、「4つの原則」を関係各方面が守る必要があるとの考えを示した。

蔡総統は、国際法に基づいた平和的解決のほか▽多国・地域間協議に台湾を加えること ▽関係各方面には南シナ海における航行と飛行の自由を守る義務があること ▽中華民国(台湾)は、争議の棚上げと資源の共同開発による紛争の解決を主張することなどを原則として提示。

さらに、蔡総統はこの4つの原則のもと、関係省庁に対し ▽漁業権の保護や護衛能力強化による漁業操業の安全の確保 ▽関係各方面との対話や協議の推進 ▽海外の学者による、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島での科学研究の実施 ▽同島を人道支援センター、補給基地とするための国際組織との連携 ▽海洋法分野での人材育成などを指示した。

一方、南シナ海問題で常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が、台湾の太平島を「岩」と認定したことや、判決文で「中国の台湾当局」という呼称を使用したことについては、わが国の南シナ海の諸島と関連海域における権利を大きく損なったと指摘。判決に中華民国に対する法的拘束力はないと改めて強調している。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)

最終更新:7月21日(木)15時31分

中央社フォーカス台湾