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1998年生まれ 日本ツアー最年少プロはちょっと大きな韓流クン

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 7月21日(木)18時54分配信

2008年1月、石川遼がプロ転向した年齢は16歳。高校1年の冬にアマチュアから卒業し、史上最年少のツアープロ誕生と大きな話題になった。いまだその記録を破る若者はいないが、現在の国内ツアーのメンバーで最も若い選手は韓国出身の18歳だ。

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福島県のグランディ那須白河で開幕した「ダンロップ・スリクソン福島オープン」初日、4人が並ぶ7アンダーの首位で滑り出した任成宰(イム・ソンジェ)は1998年3月生まれ。韓国・天安高校の現役3年生である。

済州島出身の任は、ゴルフ好きの母の影響で6歳でクラブを握った。韓国のナショナルチームに選出されるほどのトップアマだったが、昨夏に「大学に行ってもいずれはプロになりたいと思っていた。早く経験を積みたかった」とプロ転向を決意。2014年にアマチュアとして出場した「ダイヤモンドカップ」での思い出を胸に、「日本のゴルフの環境は素晴らしいから」と昨年、日本ツアーの予選会に挑戦した。

その予選会では最初の関門となる1次で2位に4打差をつけてトップ通過すると、プロ選手が加わる2次、3次も危なげなく突破。最終予選会では最終日にベストスコアとなる「64」を叩き出して、19位のポジションを確保し、今季前半戦の出場権を手にした。

母国ツアーでも自分より若いツアープロはいないという。会場内では会う人、会う人が先輩。学業との両立も大変で「勉強は少しずつ…頑張っています」と苦笑いする。

本格的なプロデビューイヤーとなっている今季は、ここまで7試合に出場し予選通過は3回。苦しい戦いが続いている。ただ、今大会はシーズンの第1回リランキング(年間シード外選手による出場優先順位の入れ替え)前の最終戦とあって気合いも十分だ。

土壇場で力を十二分に発揮した実績は、昨年の予選会だけではない。ゴルフを始めた当初から不思議と大勝負には強かった。小学校2年生のとき、初めて出場したジュニアの試合で「77」をマークした。周囲だけではなく、自分も驚いた。「それまでのベストスコアは90だったんですから」――。(福島県西郷村/桂川洋一)

最終更新:7月21日(木)19時33分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)