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「元賞金女王」の森田理香子 シード圏外からの真っ直ぐな瞳

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 7月21日(木)19時51分配信

2013年に初の賞金女王に上り詰めた森田理香子が、当時からは思いもよらなかった下降線をたどっている。14年3月「Tポイントレディス」から勝利に見放され、賞金ランクも同年は16位、15年は20位と後退。今季も16試合を終えて10試合の予選落ちを喫しており、シーズンのほぼ中間点の今、賞金ランク76位と来季シード圏外にいる。

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22日開幕の「センチュリー21レディス」を前にして、「最近は全部がダメ。成績が悪いとイメージも出ない。ひとつ良くなれば徐々に良くなっていくと思うので、後半戦は大丈夫だと思っています」と、自らに言い聞かせるように現状を言葉にした。

この2年半、森田はさまざまな悩みと戦ってきた。その1つが、頂点に立ったことでの重圧だ。「13年まではゴルフのことだけにまっしぐら。余計なことを考えたこともなかったけど、一番(女王)になったことで重圧を感じていた。女王として、ちゃんとしないといけない。14年、15年はそう思っていました」。

こうして記事になっていることも含まれるだろうか。何をしても、または何をしなくても、「賞金女王」の肩書がついて回るプレッシャーは、その座に就いた者以外には理解できないものかもしれない。

また、森田はこの日、賞金女王翌年からアプローチイップスで悩み続けてきたことも、新たに明かした。2013年12月、シーズンの最後を飾るツアー外競技「3ツアーズ」に賞金女王として出場。その際に「やらかした」という小技のミスが、思いもよらず尾を引いた。翌14年シーズンからは、その事実を隠そうと必死になるあまり、周囲に対しても心の扉を閉ざしがちになっていたという。

2年半の時間を経て、少しずつ心境の変化も生まれてきた。今では「一生懸命にやって、この位置。練習だけはおろそかにせずにやれているし、悪いときは悪いと思えるようになった」と、良い意味で割り切れるようになった。「今までは経験がなかった」というシード落ちへの懸念も、頭の片隅にはある。だが、「どうしようとか考えず、それはQTにいってから考えればいいこと」と淀みなく言い切った。もう重圧に押しつぶされることない。

「13年よりも考えてゴルフをしている。成績は出ていないけれど、すごく成長できていると思う。(調子の)波が大きければ大きいほど、大きく成長できると思っています」

わずかな光明の先にある完全復活を信じる瞳は、揺らぐことなく真っ直ぐに前を見ている。(静岡県伊豆の国市/塚田達也)

最終更新:7月22日(金)13時9分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)