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【英国】英経済の見通し引き下げ:IMFと欧州委、ブレグジット受け

NNA 7月21日(木)9時0分配信

 英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めたことを受け、国際通貨基金(IMF)と欧州委員会が相次いで同国の経済見通しを引き下げた。IMFは19日発表した世界経済見通しで、英国内総生産(GDP)の今年の成長率見通しを1.9%から1.7%に、来年は2.2%から1.3%へと大幅に下方修正した。一方、欧州委はブレグジットの影響が深刻化した場合、英国経済が来年に0.3%縮小する可能性もあると予想している。
 IMFは、ブレグジットは英国だけでなく世界全体の経済にも悪影響を及ぼすと予想。世界経済の今年と来年の見通しを共に0.1ポイント引き下げ、それぞれ3.1%、3.4%とした。IMFは、今年前半はユーロ圏や日本が予想以上の回復を見せるなど心強い兆しが見られたため、英国の国民投票直前の時点では世界経済の見通しをやや上方修正する予定だったが、「ブレグジットにより予定が全く狂った」としている。
 ユーロ圏経済については、今年の成長率見通しは1.6%と0.1ポイント引き上げたものの、来年については0.2ポイント引き下げ、1.4%にとどまると予想する。主要国の成長率予想を見ると、ドイツは今年が1.6%と、前回から0.1ポイント上方修正したが、来年は1.2%と0.4ポイント引き下げた。フランスは今年は0.4ポイント引き上げ1.5%伸びると予想。ただ、来年はやはり0.1ポイント下方修正し、1.2%を見込む。
 IMFは、ブレグジット決定により経済、政治、制度面の不確定要素が大幅に増したことが、特に欧州の先進諸国のマクロ経済に悪影響を及ぼす」とみる。さらに、「ブレグジットの真の影響は時間とともに徐々に顕在化するため、政治経済の先行き不透明感が解消するには時間がかかる」と指摘。これにより、金融市場の反応が拡大する恐れもあるとしている。
 
 ■来年はリセッションも
 
 欧州委員会はこの日発表したブレグジット決定に伴う経済見通しの中で、英国の今年のGDP成長率見通しを国民投票前の1.8%から1.6%に引き下げた。EU離脱をめぐる不透明感が強く長期化した場合の「深刻」シナリオでは、1.3%に落ち込む可能性もあるとしている。来年については、従来の1.9%から1.1%へと大きく下方修正。「深刻」シナリオでは0.3%のマイナス成長になるとみる。
 ユーロ圏経済の成長見通しについては、今年は従来の1.7%から1.5~1.6%に、来年は1.7%から1.3~1.5%に、それぞれ引き下げた。英国を除くEU27カ国は、今年は1.9%から1.7~1.8%へ、来年は1.8%から1.4~1.7%へと下方修正している。

最終更新:7月21日(木)9時0分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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