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那覇空港 空自F15立ち往生 航空機、一時発着できず

琉球新報 7月21日(木)10時30分配信

 20日午後3時ごろ、訓練のために那覇空港から離陸しようとした航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が、ブレーキ系統の故障により滑走路手前の誘導路で立ち往生した。このトラブルにより那覇空港の滑走路が閉鎖され、航空機の離発着が一時的にできない状態になった。滑走路は午後3時43分に再開された。空自那覇基地によると、国内線9便が欠航し、2便が引き返した。国際線2便と国内線6便が目的地変更をした。離発着便合計56便に、最大で2時間46分の遅延が生じた。

 同基地によると、戦闘機は滑走路南側の誘導路で離陸順番を待っていた。順番が来てブレーキを外したところ、動かなくなったという。同基地は「原因を調査している。(同様の故障について)過去の事例は把握していない」と回答した。立ち往生した戦闘機は誘導路の外へけん引された。同基地の川波清明基地司令は「影響を受けた航空機を利用する多くの皆さまと関係者の皆さまに心からおわびする」とコメントを発表した。

 滑走路閉鎖により、石垣発那覇着の全日空1770便は約2時間半の遅れが出た。乗客によると、那覇空港着陸直前に機内アナウンスでトラブルが伝えられ、そのまま上空で旋回を続けた。その後宮古空港に着陸し給油などを済ませ、再度那覇空港に向かったという。

 那覇市への出張に向かう途中だった桃原辰徳さん(33)=石垣市=は「那覇空港上空でしばらく旋回したあと宮古に行くことになり、そのまま機内で待機させられた。仕事に影響も出て大変だ」と急ぎ足で那覇空港を後にした。河村宣明さん(51)=那覇市=は「遅延の影響で予定がキャンセルになったが無事に到着できて良かった。このようなトラブルは二度と起きてほしくない」と話した。

琉球新報社

最終更新:7月21日(木)10時30分

琉球新報