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特集「まるごと今帰仁 観光・物産と芸能フェア」22~24日タイムスビル

沖縄タイムス 7/21(木) 14:05配信

 沖縄タイムスふるさと元気応援企画「まるごと今帰仁 観光・物産と芸能フェア」(主催・今帰仁村、今帰仁村商工会、沖縄タイムス社)が22~24日、那覇市久茂地のタイムスビルで開かれる。今帰仁の魅力がぎゅっと詰まったフェアの見どころを紹介する。(北部報道部・西江千尋、伊集竜太郎)

<b>■特産・芸能 村舞台の映画も</b>

 沖縄本島北部、本部半島の北東部に位置する今帰仁村は、集落を中心に耕作地が広がる自然豊かな村だ。県内一の生産量を誇るスイカ=写真8=で有名で、世界遺産の今帰仁城跡=写真10=や古宇利島は観光スポットとしても人気だ。
 農業を主体にしながら、6次産業化施設の整備や修学旅行生を受け入れる民泊事業など、農業と観光を連動させた地域活性化にも力を入れている。
 フェアでは、今帰仁スイカやマンゴーなどの特産品のほか、染め物やわらび細工などを展示・販売する。
 1階では農産物や海産物、地酒のほか、クヮンソウのハーブティーや月桃茶などの加工品を販売。屋外の飲食コーナーでは、アグーギョーザやヤギ汁、今帰仁産スイカやマンゴーの果汁をふんだんに使ったジェラートなどが味わえる。千円以上の買い物ごとに抽選券1枚を配布する「お楽しみ抽選会」もある。
 2階ギャラリーでは村観光フェアとして、染め物などの展示・販売やパネル写真展示などがある。3階ホールでは、村内で撮影された2本の映画を無料上映=写真9=。湧川、与那嶺の2区と村郷友会などの民俗芸能、北部地域の小中高生が演じる現代版組踊「北山の風」今帰仁城風雲録の公演もある。

<b>■旬のフルーツ、農家が直産 今帰仁ワルミ観光 物産合同会社</b>

 橋の駅「リカリカワルミ」=写真1=を運営する今帰仁ワルミ観光物産合同会社は、村内農家直産のスイカやマンゴー、ゴーヤーなどを出品する。代表社員の謝花隆太さん(35)は「太陽の光をたくさん浴びる今の時期は、フルーツ類が最もおいしい」と胸を張る。
 スイカは600玉を用意。期間中は毎朝、今帰仁から那覇市久茂地のタイムスビルまで新鮮なスイカを運ぶ。「1玉は大きすぎて買いにくい」という人のために、気軽に食べられるカットフルーツも販売する。
 前回フェアで人気だったエリンギや菌床シイタケなども出品。旬のマンゴーは贈答用の注文も受け付ける。飲食コーナーでは、リカリカワルミ内のレストランで出している金城アグーのギョーザが味わえる。謝花さんは「フェアを機に今帰仁のことを知ってもらい、実際に足を運んでくれたらうれしい」と話した。

<b>■クヮンソウ 効能PR 今帰仁ざまみファーム</b>

 村上運天の「今帰仁ざまみファーム」(座間味久美子社長)は、県指定の沖縄伝統野菜の一つ、クヮンソウの栽培と加工食品の製造・販売を手掛ける。
 15、16年前から始めたクヮンソウは現在、約5200坪の農園で栽培。およそ3年前から、加工して自社商品として販売。昨年2月には自社ブランド「眠り草本舗」として商標登録した。
 ロングセラーの「クワンソウ生茶」(80グラム・1100円、25グラム・440円、いずれも税抜き)のほか、ジュレ(160グラム・750円、同)、パウダー(70グラム・1800円、同)など、さまざまな形で提供する。
 専務取締役営業部長の座間味栄太さん(41)=写真7=は「昔はクヮンソウを豚肉と一緒に煎じ、薬膳料理として食べていた」と説明。葉や花、根など部位によって異なるが、「近年の研究では不眠症や興奮、イライラなどへの効果が実証されている」とPRした。

<b>■伝統と現代 魅せる芸能 タイムスホール</b>
23日 各地区に伝わる村踊り
24日 現代版組踊「北山の風」

 「今帰仁の民俗芸能公演」は23日午後2時から、タイムスビル3階のタイムスホールで開かれる。
 村文化協会、村郷友会による「かぎやで風」で幕開け。豊年祭や祝いの席で踊られる湧川区の村踊り「鶴亀」や、曲に合わせて7人の神を紹介する「七福神」、与那嶺区の奉納舞踊「クンジャンサバクイ」など各地域に伝わる芸能が楽しめる。
 ほかにも舞踊「汀間当」や「谷茶前」「伊計離節」など見どころ満載だ。フィナーレは観客も巻き込んで皆でカチャーシーを踊る。
 また、24日午前11時半と午後3時には、やんばるの小中高校生が壮大な琉球歴史ロマンを演じる現代版組踊「北山の風」今帰仁城風雲録=写真3、4=がある。
 両公演とも入場料は1500円で、物産展で使える500円のクーポン付き。問い合わせは、沖縄タイムス社文化事業局098(860)3588、今帰仁村役場総務課0980(56)2101、今帰仁商工会0980(56)4474。

<b>■村挙げておもてなし 與那嶺幸人村長</b>

 與那嶺幸人村長=写真2=に、村の魅力や今後の取り組み、2回目となる同フェアに向けた意気込みを聞いた。(聞き手=北部報道部・西江千尋)
 -今帰仁村の魅力は。
 「自然が豊かで癒やしの村。自然のビーチが多く、透明度も高い。世界遺産の今帰仁城跡=写真5=や古宇利島などには、県内外から多くの人が訪れている」「スイカやマンゴー、パインなど農産物も多く、キノコの一大産地でもある。あまり知られていないが、ゴーヤーの生産量は沖縄一だ」
 -移住先としても注目されている。
 「転入人口は全国上位。『ぬーんねんしが(何もないけど)今帰仁村』のキャッチコピー通り、ショッピングセンターも映画館もないが、自然豊かで温かみのある村だと自負している」
 -村の課題と解決に向けた取り組みは。
 「村人口は微増傾向だが若年層が減っている。若者が定住できるよう、村営住宅を継続してつくりたい。雇用の場をつくることも重要だ」「農業と観光を結び付けた村づくりが鍵。修学旅行生などを受け入れる教育民泊は、2014年の約2500人から16年度は予約含め約1万人に増えた。農村の魅力を生かしながら、農家の所得向上にもつなげることができる」
 -フェアへの意気込みを。
 「前回は多くの人に足を運んでもらい、魅力を感じてもらえた。10月開催で特産品のスイカなどが少し時期はずれだったが、今回はちょうどスイカやマンゴーの最盛期。一番おいしい時期のものをお届けできるので、ぜひ味わってほしい。今帰仁の良さを十分に出し、村を挙げておもてなししたい」

<b>■イベントプログラム</b>

【22日】
10時30分 オープニングセレモニー
11~19時 物産フェア、観光フェア
15時 映画「今帰仁ベンチ」上映
15時15分 映画「やぎの冒険」上映
【23日】
10~18時 物産フェア、観光フェア
14時 今帰仁の民俗芸能公演
【24日】
10~17時 物産フェア、観光フェア
11時30分、15時 現代版組踊「北山の風」今帰仁城風雲録

<b>■出店者一覧</b>

●共栄社
●今帰仁酒造
●グリーンプラン新城
●今帰仁ざまみファーム
●今帰仁ワルミ観光物産合同会社
●リセットジャパン
●コーラルバイオテック
●農業生産法人あいあいファーム
●今帰仁の駅そ~れ
●今帰仁郷友会
●中嶋プランニング
●染織工房バナナネシア

最終更新:7/21(木) 18:00

沖縄タイムス