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山木屋で小中一貫教育 川俣町、30年4月までに新校舎

福島民報 7月21日(木)9時16分配信

 福島県川俣町は東京電力福島第一原発事故で避難先の校舎を間借りしている山木屋小と山木屋中に小中一貫教育を導入する。平成30年4月までに山木屋小校舎を増改築した新校舎の完成を目指す。20日、町総合教育会議で示した。
 避難指示の解除時期が年度内に決まることを見越し、帰還する児童・生徒が安心して学習できる環境整備を進める。帰還する児童・生徒数などを考慮し小中一貫校とする。再開時期は8月にも目標を地域住民に示し、避難指示解除後に住民や保護者の同意を得た上で最終決定する。
 校舎、体育館の増改築、屋根付きプール建設などを予定している。山木屋中は体育館の解体と校舎の利活用を検討する。
 小中一貫教育では中学教諭による児童への英語指導、小学校高学年での数学授業などを想定。農山村教育の魅力発信にも努める。
 町は学校再開の条件として、学校施設や教育環境の整備、通学路の安全確保、保護者・地域の同意-の3点を掲げている。神田紀町教育長は「必ず子どもは戻るという意志と使命感で対応する。町、議会と意見をそろえて進めたい」としている。
 原発事故当時と比べた5月1日現在の在籍数は、山木屋小が70人から17人、山木屋中が29人から23人に減っている。山木屋小は川俣南小、山木屋中が川俣中で授業している。

福島民報社

最終更新:7月21日(木)9時58分

福島民報