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初勝利のDeNAルーキー熊原「神主投法」いじらなくて正解

東スポWeb 7月21日(木)16時47分配信

 DeNAのドラフト2位ルーキー熊原健人投手(22)が20日のヤクルト戦(神宮)で5回を3安打2失点(自責1)の好投でプロ初勝利をマークした。左足を一塁側から大きく振り上げ、全体重を乗せて投げ込む独特のフォームで、実家が宮城県角田市内の神社であることから「神主投法」と呼ばれる熊原は、1点リードの5回二死一、二塁で迎えた山田を空振り三振に仕留めて初白星を引き寄せ「一安心です。1勝するのは大変だと思った」と笑みを浮かべた。

 宮城・柴田高から仙台大を経て、即戦力の期待を背負ってプロ入りし、春季キャンプ中のブルペンでもチーム内で最も大きなミット音を鳴らしていた。しかし、その「神主投法」は他球団スカウトから「あれではいつかケガをする」と指摘されていた。

 それでも首脳陣は「熊原のボールの威力を支えているのは、あのフォーム。その持ち味でプロに来たのだから、壁に当たるまでは手を加えない」と外野の声に左右されることはなかった。

 開幕前の故障で先発ローテ候補から外れ、4月29日に一軍昇格するや中継ぎとして15試合に登板した。しかし、首脳陣の間から「ドラフト上位でプロに入ったのに先発のチャンスを与えないのはかわいそう」との声が上がり、6月中旬に方針転換。二軍戦での先発登板を経て、7月12日の中日戦で先発デビューし、2度目のチャンスで結果を出した。いずれはDeNAを支えるローテの柱に育ってほしいとの首脳陣の親心が、熊原の初星を呼び込んだ。

最終更新:7月21日(木)16時47分

東スポWeb