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フ軍外野手“イチローシフト”で2995安打目を阻止「引っ張られていたらランニングホームラン」

デイリースポーツ 7月21日(木)13時2分配信

 「フィリーズ4-1マーリンズ」(20日、フィラデルフィア)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はフィリーズ戦の八回に代打で出場し、右飛だった。守備には就かず、1打数無安打で打率は・341。メジャー通算安打数は2994本と変わらず、史上30人目の偉業まで6本のまま。

 3点差の八回。代打で登場したイチローの打球を阻止したのは右翼を守るボージャスだった。長打になっていてもおかしくない右中間への鋭い当たり。「イチローの打席は何度も見てきた」と言う同外野手が試合後に明かしたのは“イチローシフト”の存在だ。

 「あらかじめ3、4メートルほどセンター寄りに動いていた。僕はセンター寄り、中堅手は左中間、左翼手は左翼線の方にね。完璧だった」。してやったりの表情を見せながら「引っ張られなくて助かった。右翼線を破られていたらランニングホームランになっていただろうから。彼は本当にいいバッターだからね」とも言った。

 この日は同カード4連戦の3戦目。シリーズ初戦の試合前にはフィリーズのマッカニン監督の記者会見ではイチローの通算3000安打が話題になっていた。

 ボージャスも偉業まで6本に迫っていることを自ら切り出し、「記録を達成する瞬間に立ち会うのはクールなことだけど、対戦相手としてはやってほしくないですね。でも、彼がやろうとしていることはとても特別なことですね」。イチローへの敬意と、対戦相手としての競争心。複雑な胸中を口にした。

最終更新:7月21日(木)15時48分

デイリースポーツ