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【インタビュー】スロット・マシン「タイのロック・バンドはエネルギッシュだよ」

BARKS 7月24日(日)13時29分配信

20周年というアニバーサリー・イヤーを迎えた<フジロックフェスティバル>は、これまで知らなかった新たな音楽や才能に出会える魅力を持っているフェスである。今年もそんな「巡り会い」が実現できそうなアーティストが多数登場するが、7月24日(日)レッドマーキーに登場するタイ出身のSLOT MACHINE(スロット・マシン)も、そんなバンドのひとつだ。

◆スロット・マシン画像、映像

スロット・マシンは2004年にデビューし、研ぎすまされたバンド・サウンドで多くのリスナーを魅了してきたバンドである。2014年に開催された10周年記念の野外ライヴでは2万人もの観客を動員しており、リンキン・パークやジェイソン・ムラーズのライヴのオープニングを務め、2年連続で「MTV EUROPE MUSIC AWARDS」にノミネートされるなど、東南アジアを代表する存在となっている。

そんな彼らは、プロデューサーにU2やザ・ローリング・ストーンズ、フィッシュからMGMTまで多数のアーティストを手がけてきた敏腕、スティーヴ・リリーホワイトを迎え、初の英語アルバム『SPIN THE WORLD』を完成、その最新作を引っさげての来日が、この<フジロックフェスティバル>のステージとなる。

ダイナミックでスリリングなサウンドを奏でながらも、ところどころにポップ感と東南アジア独特の風を漂わせた、独自のロックを聞かせてくれる。フジロック出演直前の彼らに、自身のサウンドの特長、さらにフェスへの意気込みを直撃した。

──まずはスロット・マシンはどんなバンドなのか、お教えいただけますか?

スロット・マシン:僕らの音楽で大事なのは、タイの文化やサウンドに強く影響されたモダン・ロックを作ること。タイ独特のサウンドと文化を自分たちの曲に取り入れ、唯一無二の音を聴かせたいんだ。

──12年におよぶ活動を通じて、タイをはじめアジア地域で絶大な支持を獲得していますが、今年から日本を含むワールドワイドでの活動が本格的にスタートしましたね。

スロット・マシン:タイで5枚のアルバムを出した後、どうやって世界に進出して行くのがいいか、僕らはレーベルとニール・トンプソンと共に協議したんだ。みんなが感じていたのは、英語のアルバムを制作するタイミングは今じゃないかってことだった。準備はできていたよ。今、僕らが手にしているありとあらゆるものを、最新アルバムとショーのすべてにつぎ込んでいるし、パフォーマンスに情熱を持って自分たちの音楽を世界に披露したいと強く願っているんだ。

──アルバム『SPIN THE WORLD』は初の全曲英語アルバムですが、過去の作品との違いはありましたか?

スロット・マシン:明らかに異なるのは、まず言葉、そして次にはサウンドだ。メロディとリズムに関しては、今までの作品よりもよっぽどタイっぽい。ぼくらはどうしてもタイの雰囲気を出したかったんだ。だから伝統的なタイの踊りのサウンドをロックに取り入れてみたよ。

──スティーヴ・リリーホワイトをプロデューサーに起用した経緯は?

スロット・マシン:スティーヴ・リリーホワイトとはバンコクで出会ったんた。スティーヴと少し言葉を交わし、演奏を聴いてもらった。そのときはまだ、スティーヴがバンドと手を組むときにいつも考えている「必要条件」のことなんて知らなかった。要するに、耳にした音が気に入れば、アルバム制作にもさらに気持ちがのるってことなんだ。そしてありがたいことに、彼は気に入ってくれた。ぼくらにとって初の英語のアルバムに彼が手を貸してくれると知って、天にも昇る気持ちになったよ。スティーヴとの作業は、途方もない才能を持つ賢い叔父と一緒にいるみたいな感じだったな。みんな彼にはすごく親近感を感じていたし、とても多くのことを学んだ。似てるところもたくさんあったんだよ。人生の見解とか、仕事に対する考え方もだけど、一番大切なのは同じ種類の音楽が好きだったってこと。とにかくすごく有意義な経験だった。一緒に仕事ができたのはとても幸運だったよ。

──フジロックではどんなステージを行ないますか?

スロット・マシン:フジロックのことは聞いていたし、出演できることにものすごく興奮しているよ。情熱に満ち溢れたショーを披露する。最新アルバムの曲を中心に、すごく楽しいロック・ミュージックやバラエティにとんだ楽曲をパフォーマンスするんだ。絶対にみんな気に入ってくれると思うよ。

──日本ならではのパフォーマンスをする予定はありますか?

スロット・マシン:タイのロック・バンドがどれだけエネルギッシュかってことを日本のオーディエンスに見せたい。今年のフジロックに出演するアーティストの一員になれてとても誇らしいよ。会場では唯一のタイ出身のロック・バンドだからね。ショーですべてを披露すると約束する。一緒に歌ってジャンプしよう。

──フジロックの会場で観たいバンドはありますか?

スロット・マシン:レッド・ホット・チリ・ペッパーズは絶対に見たい。レジェンドだからね。それとベーシストのGakはフライト・ファシリティーズをチェックしたいらしい。Gakはエレクトロ・ミュージックに興味があって、フライト・ファシティーズは見るべきバンドだって言っていた。ドラマーのAutoはSPECIAL OTHERSのライヴだね。Autoは彼らのサウンドが大好きで、特にアジアのスタイルをたくさん取り入れているメロディが最高だと言っていた。彼らのライヴは5年も見ていないから楽しみにしているんだよ。

SLOT MACHINE
メンバーは、Foet:KARINYAWAT DURONGJIRAKAN(Vo)、Gak: ATIRATH PINTONG(B)、Auto:SETTHARAT PHANGCHUNAN(Dr)、Vit:JANEVIT CHANPANYAWONG(G)。タイ・バンコクにて2004年に結成。これまでに5枚のオリジナル・アルバムを発表し、今年通算6作目となるアルバム『SPIN THE WORLD』をリリースしたばかり。2016年はフジロックのほか、台湾、中国でのSLIPPA MUSIC FESTIVALなどアジア各国の大型ロックフェスへの出演が決定している。

最終更新:7月24日(日)13時29分

BARKS