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春ドラマNo.1は、総合力の評価で『重版出来!』

オリコン 7月22日(金)4時0分配信

 『99.9-刑事専門弁護士―』(TBS系)を筆頭に、『世界一難しい恋』(日テレ系)、『グッドパートナー 無敵の弁護士』(EX系)など、高視聴率を獲得した作品が多く、「豊作」の印象が強かった春ドラマ。株式会社oricon MEが発行する業界誌『コンフィデンス』が主催する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」第4回受賞者にスポットを当てながら、春ドラマを振り返ってみたい。

【一覧】「第4回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」結果発表

 「とにかく豊作だった」(よしもとドラマ部/ニブンノゴ!・宮地謙典氏)という声が多く、これまで以上に盛り上がりを見せた同賞審査会で「作品賞」に選出されたのは、コミック編集部を舞台に繰り広げられた人間ドラマ『重版出来!』(TBS系)だった。

 「コミック編集部の舞台に違和感がなく、丁寧に描いていた。主演も脇を固める出演者もしっかりしていた」(毎日新聞・北林靖彦氏)、「原作コミックの魅力を引き出しながら、生き生きとキャラクターが動いていた。細かいシーンも見ごたえがあり、スタッフが愛を持って作っていた」(日本経済新聞・赤塚佳彦氏)など、脚本や演出といった総合力を評価する声が多数上がり、今回の受賞を後押しした。

 今回TBSは同作の他にも、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『99.9-刑事専門弁護士―』などがあり、そのラインアップの充実ぶりが目立った。

 このほか『トットてれび』(NHK総合)に「そのままテレビ史になっていて素晴らしかった」(早稲田大学演劇博物館館長・岡室美奈子氏)、『ゆとりですがなにか』(日テレ系)に「俳優の長セリフのいい緊張感が伝わった」(番組マーケティングプロデューサー・小杉文彦氏)、『僕のヤバい妻』(KTV・CX系)に「テンポのいい展開、クスッorドキッとさせる軽妙な仕掛け(演出)、的確なキャスティングが活きていた」(産経新聞・三品貴志氏)など高い評価が寄せられた。

■作品賞受賞『重版出来!』プロデューサー・那須田淳氏
「一般の視聴者の方とドラマに詳しい審査員の方の両方から評価していただき、このような賞をいただけたことをとても嬉しく思います。特に、この作品で描いた漫画家や編集者たちが味わっていた感動に、多くの視聴者が共感してくださったことが何より嬉しいことでした。チャンスがあれば続編も作りたいと思っています」

■作品賞受賞『重版出来!』主演・黒木華
「このたびは作品賞に選んでいただき、有難うございます。この『重版出来!』は、プロデューサー、脚本、監督、スタッフ、キャスト、すべての人たちが同じ方向を向き、見てくださる方たちに元気を届けよう!と頑張っていました。また、ドラマスタッフだけでなく、原作の松田(奈緒子)さんを含め、多くの漫画家さんや、出版社の方々にも支えられました。その作品にかける気持ちが、きちんと伝わったのだな、と大変うれしく思います。これほど、周りの方に恵まれた作品に出られたことを誇りに思います。ありがとうございました」

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは、オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者20名による審査会で決定する(http://confidence-award.jp/)。

(コンフィデンス 16年7月25日号掲載)

最終更新:7月22日(金)4時0分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。