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座長・柳下大×演出・青木豪 抱腹絶倒の本格コメディ Dステ19th『お気に召すまま』への想いを語る

デビュー 7月22日(金)6時0分配信

 俳優集団D-BOYSによる演劇公演「Dステ」では、演出に青木豪を迎え、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』(2011年)、『十ニ夜』(2013年)をオールメール(全員男優)で上演。そして、青木豪×シェイクスピア×Dステの第3弾として、今秋に東京・山形・兵庫にて『お気に召すまま』を上演する。各々の事情でやってきたアーデンの森で、軽妙洒脱な恋模様に彩られながら権力争いや兄弟の確執も乗り越えたどり着く真実の愛を描く、抱腹絶倒の本格コメディ。シェイクスピア喜劇の中で一番幸福な物語といわれる本作で、物語の中心人物・オーランドーを演じる柳下大と演出・青木豪氏が、本作にかける意気込みを語った。

【写真】柳下大、青木豪のインタビューの模様

【Dステ19th『お気に召すまま』柳下大×青木豪 インタビュー】

◆「ついに自分がシェイクスピア作品をやる日が」

――青木豪×シェイクスピア×Dステの第3弾では、『お気に召すまま』を上演。この演目を選んだ経緯は?
【青木豪】「基本的にシェイクスピア作品の悲劇って、タイトルロールとその周辺しか目立たないので、喜劇のほうが群像劇だし、出ているみんなも目立つなということで、“Dステでは喜劇をやりたい”というのが最初にあったんです。それと、時代的にも嫌な事件が多いので、なるべく楽しいものをやりたいし、一点の曇りもない喜劇をやりたいと思って、『お気に召すまま』を選びました。登場人物のいろんな人たちが恋をして、最後には全員が幸せになって終わるという、とても幸せな作品なんですが、今回はだいぶ修正してけっこう短くなっています」

――柳下さんは青木さん演出のDステ「シェイクスピア」シリーズには初参加ですね。
【柳下大】「僕は、シェイクスピア作品自体、今作が初挑戦になります。ついに自分がやる日が来たと思いました。シェイクスピア作品は難しいものだと思っていたけど、青木さん演出のDステ『ヴェニスの商人』と『十二夜』を観て、わかりやすくて見やすいなという印象を受けました。それで、最初にシェイクスピア作品をやるなら、青木さんとDステでやりたいと思っていたので、今回はすごく楽しみです」

――今作で座長を務める柳下さんの役者としての印象は?
【青木豪】「柳下くんは声質がわりと低めなんですよね。何本か出演作を見させていただいたんですけど、セリフで伝えなきゃいけない部分の大事なところがしっかり伝わる声をしている。他で拝見したことはあるけど、一緒にやったことがないし、声質がすごく良い役者さんだなって思っていたので、ど真ん中をお願いしました」

――初のシェイクスピア作品、そして喜劇…と、柳下さんにとってもチャレンジ要素が多い作品だと思いますが、現段階で見えている課題は?
【柳下大】「個人的には、二枚目のカッコイイ役ってあまりやったことがないので、とことんカッコイイ王子様を演じるというのが課題かなと。僕、どうしても面白いほうとかに無意識に逃げちゃうんですよね。あまり堂々と面と向かって“カッコイイ”っていうのができないので、今回はそれをとことんやります! あとは、僕の役柄としては、とにかく真っ直ぐで恋人に対して一生懸命で、だからこそ周りが見えなくなってしまう役どころ。喜劇だけど、あまり笑いを狙っていくような役ではないので、その一生懸命さが滑稽に見えれば面白くなっていくのかなと思っています」

◆「D-BOYSは先輩が後輩の面倒見がいいなという印象」

――青木さんはこれまで2回、D-BOYSとともにDステをやってきていますが、D-BOYSやDステに関して、どんな印象を持っていますか?
【青木豪】「先輩が後輩の面倒見がいいなって思います。誰かうまくいかないときに助けてくれたり、僕がきつくダメ出ししていたら、後でそこをちゃんとフォローしてくれていたり、ちゃんとチームとして、僕が見えないところを作ってくれているっていうのは印象的ですね」

――柳下さんは、近年様々な舞台に出演されてきていますが、「Dステ」と他の舞台とで、何か意識は変わったりされますか?
【柳下大】「やる作品ごと、年ごとに変わってきてはいると思います。初期の頃は、個々の活動もなかなかできなくて、とにかく与えられたことをD-BOYSとして必死にやろうっていうことが強かった。でも、公演を重ねるにつれて、メンバーそれぞれの仕事も増えて、全員が全員出られなくなってきて。出ているときに自分たちが何をするべきなのか?っていう意識もそれぞれ変わってきている。どうすれば作品が面白くなるか、どうすればD-BOYSという俳優集団、そしてDステを一人でも多くの人に認知してもらえるかって、僕以外のメンバーも少しずつ意識が変わってきているんじゃないかなと思います」

――D-BOYSでの立ち位置も変わってきた?
【柳下大】「そこはあまり意識はしてないですけど…。ただ、Dステに関しては、“自分だけ良くなろう”っていうことはない。それよりも“作品が良くなってほしい”という想いのほうが強いです。なので、今回もみんなで良い気持ちのモチベーションでやっていければいいなと思います」

◆「前山の顔はそんなにタイプじゃない(笑)」

――公開されたメインビジュアルもとてもインパクトがありますが、約1年ぶりのDステはいかがですか?
【柳下大】「今回はD-BOYSの中でも久しぶりに共演するメンバーが揃ったのですごく楽しみです。遠藤(雄弥)さんや山田悠介の女役はビジュアルだけでも強烈なインパクトだし、どんな風にやるんだろうって。あと、(西井)幸人と前ちゃん(前山剛久)の女役に関しても、幸人はちょっと女っぽいところあるけど、前ちゃんがね……」

――柳下さん演じるオーランドーは、前山くんが演じるロザリンドと恋に落ちる役柄ですよね。
【柳下大】「そうなんですよ。しかも、ロザリンドは女として男装もする役柄。碓井(将大)が以前、同じ様な役柄をやっていたけど、碓井はもとが華奢だから、見た目的にも女性が男装している風に見えたけど、前ちゃんは体つきがけっこういいから、仕草とかでどうみせてくれるのかなっていうのは楽しみ」

【青木豪】「(柳下が演じる)オーランドーって、この作品をどう読んでもロザリンドの顔が大好きなんだろうなって思うんです。男の格好をしていても好きになっていくし、そこは性差は問わないっていうか、(ロザリンド役の)前山の顔が好きで、見つけた瞬間に『この顔!』って思うんだよね」

【柳下大】「前山の顔はそんな好きじゃないです(笑)。タイプじゃないですけど、僕個人は顔から入るタイプなので、その辺の気持ちには共感できるかなとは思います」

 Dステ19th『お気に召すまま』は、【東京公演】10月14日(金)~30日(日)本多劇場、【山形公演】11月12日(土)、13日(日)シベールアリーナ、【兵庫公演】11月19日(土)、20日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。

最終更新:7月22日(金)6時0分

デビュー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。