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ポケモンGOが旅行に与える影響を考える ― プレーヤー向け「おかかえ運転手」サービスも登場【外電】

トラベルボイス 7月21日(木)14時41分配信

「ポケモン GO」。この言葉をまったく聞いたことがない人やこのゲームで一度も遊んだことがない人は、もはや世の中の少数派だろう。ゲーム界の巨人であるNintendoがこのゲームでAR(拡張現実)技術の将来性を世界中に示し、人々に議論を巻き起こしている。

以下は、宿泊予約メタサーチエンジンの米大手「AllTheRooms」の創設者、ウィリアム・ベックラー氏がこのほど発表した考察だ。彼は「まだ明らかになってはいないが、最近の “ポケモンGO” の人気は旅行業界に大きな変革をもたらす前兆かもしれない」と示唆する。

旅行業界のトレンドに影響を与える「新しいテクノロジー」

航空機や鉄道、自動車からウェブや新たなオンライン交流に至るまで、旅行産業は常に新たなテクノロジーの影響を受け続けてきた。

インターネットが登場した当初、旅行業者の活動の場がオフラインからオンライン上に移行し、市場規模やサービスの価格の面でホテル運営者や航空会社に劇的な変化をもたらしたことを思い出してほしい。そしてウェブは、旅行者の習慣までも変えてしまったのだ。

例えば「Couchsurfing(カウチサーフィン)」や「Airbnb(エアビーアンドビー)」は、「誰かの家に宿泊する」というコンセプトを提起した。昔から受け継がれた”旅行する”人々の行動はそのままだが、人々がやりとりしたり互いにつながりあえる仮想環境を創り出だした点に新奇性があった。

現在ニューヨーク市には、ホテルの客室11万部屋が用意され、さらにAirbnb経由で4万軒以上の滞在先が提供されている。これにより、宿泊料金の低下現象が発生し、ホテル業界全体にわたる波及効果が引き起こされた。そして結果的に、かつてはニューヨーク旅行ができなかったたくさんの人々を現地に呼び込む結果につながった。

では、現在の旅行のトレンドと「ポケモンGO」現象にはどんな関係があるだろうか。

一見すれば、「ポケモンGO」はあまたあるゲームのひとつに過ぎない。例えば「World of Warcraft(ワールド・オブ・ウォークラフト)」や「Second Life(セカンドライフ)」といったゲームのプレイヤーのように、人々は画面にくぎ付けにされ、Niantic社のような利益追求型のゲーム開発企業が生み出した仮想空間に時間とお金をつぎ込んでいる(訳注:Niantic社はARゲーム「Ingress(イングレス)」を開発した企業。今回「ポケモンGO」のサービス提供にも関与している)。

しかし、「ポケモンGO」はこれまでのゲーム作品とは違う。仮想世界と現実世界を完全に分断するのではなく、極めてうまいやり方で”現実と仮想環境が重なり合った世界”を創り出してしまったのだ。

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最終更新:7月21日(木)14時41分

トラベルボイス