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三菱自水島の軽4車種生産本格化 燃費不正発覚から3カ月

山陽新聞デジタル 7月21日(木)9時10分配信

 三菱自動車水島製作所(倉敷市水島海岸通)は20日、今月4日に再開した軽自動車4車種の生産を本格化させた。組み立てラインでは車体を流すペースを通常レベルに戻して製造。燃費不正問題の発覚から3カ月たち、ようやく現場にも活気が戻りつつある。

 軽自動車担当の従業員約1300人のうち、約700人が出勤し、プレス加工や車体の溶接、塗装などに取り組んだ。組み立てラインでは、この日から不正発覚前の生産スピードでエンジンや足回り部品などを車体に組み付け、「eKワゴン」や日産自動車向けに供給する「デイズ」など約300台を完成させた。

 同製作所は生産再開後、設備の動きなどを点検しながら操業。徐々に生産速度を上げ、14日からは点検なしの量産体制に入っていた。一定の在庫が積み上がったため、21日には販売店への出荷も再開する。

 現在は日中のみの生産で、早ければ9月には昼夜2交代制に戻したい考え。ただ、不正問題を受けて軽の販売台数は大きく落ち込んでおり、想定通りに生産が回復するかは不透明だ。

 同製作所は「顧客や取引先にご迷惑をかけた。支えていただいた関係者に恩返しできるよう、車づくりに励みたい」としている。

 三菱自は4月20日、軽4車種の燃費データをねつ造していたと発表し、生産と販売を中止。対象車を造る水島製作所は従業員約1300人の自宅待機を余儀なくされた。6月21日、同社は実際の燃費がカタログ値よりも7・1~17・1%悪かったとして修正値を国へ届け出た。これを受け、同社と日産は7月1日に販売を再開している。

最終更新:7月21日(木)9時10分

山陽新聞デジタル