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刀剣女子を魅了する「御手杵の槍」 結城秀康の名槍復元、福井初公開

福井新聞ONLINE 7月21日(木)17時53分配信

 初代福井藩主・結城秀康が所有し、天下三名槍(さんめいそう)の一つ「御手杵の槍(おてぎねのやり)」の復元品が22日から、福井市立郷土歴史博物館で展示される。福井県内初公開で、御手杵は人気オンラインゲームで擬人化したイケメンキャラクターとして登場しており、刀剣が好きな“刀剣女子”の注目も集めそうだ。

 御手杵は、刀身が約140センチ、柄を含めた全長は333センチ。さやが手杵の形をしていることから名付けられた。実戦用ではなく、戦場で武将の所在を示す「馬印(うまじるし)」などとして使われた可能性が高いという。実物は1945年の東京大空襲で焼失した。

 展示品は埼玉県東松山市の比企総合研究センターの高島敏明代表が、写真や寸法などの資料を基に2015年に復元、「比企御手杵」と呼ばれている。

 スマホなどのオンラインゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)―ONLINE―」で、御手杵は人気キャラクターとなっており、今年3月、東松山市での初公開には、2日間で全国から約1千人が訪れた。うち9割がゲームのファンとみられる女性で「キャラクターのコスプレをした来場者もいた」(同センター)という。

 22日から8月31日まで市立郷土歴史博物館で開かれる企画展「大坂の陣と福井藩」に合わせて展示する。同館の松村知也学芸員は「焼失前の御手杵に思いをはせながら見てほしい」と話している。観覧料は400円(中学生以下無料)。8月22日休館。問い合わせは同館=電話0776(21)0489。

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■御手杵の槍

 結城秀康の養父、晴朝が駿河(静岡県)の刀工島田義助に造らせた槍。御手杵と「日本号(にほんごう)」「蜻蛉切(とんぼぎり)」が天下三名槍と呼ばれる。江戸時代には「西の日本号、東の御手杵」と称された。

福井新聞社

最終更新:7月21日(木)17時53分

福井新聞ONLINE