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TOTO勤務の契約社員女性、雇い止めの撤回求め提訴/さいたま地裁

埼玉新聞 7月21日(木)22時23分配信

 「雇い止め」を受けたのは不当だとして、大手住宅総合機器メーカー「TOTO」営業センターに勤めていた契約社員の40代女性=埼玉県さいたま市=が20日、同社(北九州市)に雇い止めの撤回を求めてさいたま地裁に提訴した。

 訴状や原告代理人の弁護士によると、女性は2004年から同社グループ内の派遣会社から同社の営業センターに勤務。07年12月からは同社の契約社員として、有期雇用契約の更新を繰り返してきた。しかし、同社が導入したとされる無期契約に転換するための昇級試験の受験資格が得られず、今年2月に雇い止めの通告を受けた。

 有期労働者の待遇に関しては、13年4月の労働契約法改正により、契約期間が5年を超える有期契約社員について、労働者の申し込みで期間を定めない無期労働契約に転換することが可能になった。弁護団は「TOTOが導入した制度は労働契約法の適用を回避し、使用者が無期契約にしたくない社員を恣意(しい)的に選別している」と批判した。

 提訴後の会見で女性は「約12年半働いていた会社に切り捨てられ傷付いた。同じような思いをしている人たちのためにも、泣き寝入りしたくないと提訴を決めた」と語った。

 TOTOは提訴を受け、「訴状が届いていないので現時点でのコメントはできない」としている。

最終更新:7月21日(木)22時23分

埼玉新聞