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韓国GDP比の保険料支出は世界6位…不安な社会に備え

ハンギョレ新聞 7月21日(木)22時34分配信

世界で18位、GDP考慮して6位 経済力に比べ保険料支出過剰 「社会のセーフティネット不足のため」

 韓国国民は保険料を1人当たり年間340万ウォン(約32万円)支出していることが分かった。国内総生産(GDP)比の保険料支出に計算すると世界6位であり、経済力に比べ過剰な保険料を支出していることがわかる。公的なセーフティネットの不足のため、個人レベルで将来のリスクに備えようとする傾向が高いためと分析される。

 20日、グローバル再保険会社のスイス・リーが発刊する報告書「シグマ」によると、国ごとの保険密度(人口あたりの保険料)を分析した結果、韓国は2015年4月から2016年3月までの1年間で1人当たり保険料を3034ドル(約32万3000円)支出している。これは世界で18番目に高い水準だ。
 
 人口あたりの保険料は、代表的なタックス・ヘイブン(租税回避地)のケイマン諸島(1万2619ドル)が最も高く、スイス(7370ドル)、香港(6271ドル)などが後に続く。
 
 韓国人は過去1年間で1人当たりの生命保険料1939ドル(約20万7000円)、損害保険料1094ドル(約11万7000円)を支出した。韓国人の1人当たりの保険料は2010年には2332ドル(約24万8000円)で、5年間に80万ウォン(約7万5000円)近く増えた。順位は2010年の世界23位から18位へと順位が5ランク上がった。

 国内総生産(GDP)を考慮すると、韓国の保険料支出順位はさらに上がる。国内総生産と比較した保険料を表す「保険浸透度」では、韓国は11.42パーセントで世界6位を記録した。これは全世界の平均(6.23パーセント)の1.8倍に当たる。経済力に比べ保険料を多く支出していることが表れる。韓国より保険浸透度が高い国は、ケイマン諸島(20.24パーセント)、台湾(18.97パーセント)、香港(14.76パーセント)、南アフリカ(14.69パーセント)、フィンランド(11.86パーセント)だけだ。日本は10.82パーセントで7位だった。韓国の保険浸透度は2010年の11.09パーセントから5年間で小幅に上昇した。

 韓国の保険料支出が増加したのは、景気低迷により老後の不安が大きくなり、退職年金など個人保険の支出を増やしたためと分析される。保険業界の関係者は「先進国の場合、大抵損害保険料の支出が大きいのに比べ、韓国は生命保険料の支出がより大きい。老後や病気になった時の保護膜となる社会セーフティネットが不足しているという認識が広がっているため」とし、「年金保険や終身保険など保障はもちろんのこと、貯蓄の要素が一緒になった商品がよく売れているのもこのような理由」と説明した。

 これにより、韓国の保険市場の総収入保険料は1536億2000万ドル(約16兆4000億円)で、世界8位を記録した。 1年間の成長率は4.8パーセント。米国が1兆3162億7000万ドルで最も多く、日本(4497億ドル)、中国(3865億ドル)、英国(3201億7000万ドル)などが後に続く。

ユ・ソンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月21日(木)22時34分

ハンギョレ新聞

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