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ファームには4割打者と二冠王…苦戦続く西武の現状

ベースボールキング 7/21(木) 16:30配信

37年ぶり最下位の危機...

 まさか、あの西武が……。その“まさか”の時がやってくるかもしれない。

 今年も苦しい戦いを強いられている西武。ここまで88試合を消化して35勝50敗2分のパ・リーグ5位。最下位のオリックスとは2.5ゲーム差しかなく、徐々に底が近づいてきている。

 もしも最下位でシーズンを終えるようなことがあれば、1979年シーズン以来で実に37年ぶりという屈辱。「クラウンライター・ライオンズ」の時代が終わり、所沢に「西武ライオンズ」が誕生したのがその年である。

 「西武」がはじまって以来の危機に瀕しているチームであるが、ファームには起爆剤となりそうな選手もいる。坂田遼と山川穂高という2人の“大砲候補”だ。

打率は4割5分超え!驚異の打棒を発揮する坂田

 今年で大卒8年目、10月には30歳を迎えるという坂田。今シーズンはキャンプからオープン戦にかけての猛アピールが実り、開幕スタメンの座をゲット。ついに開花か、という声も挙がったが、今年もチャンスを活かすことはできなかった。

 一時は3割に乗った打率も、5月に入ると2割台前半まで低迷。5月7日に登録を抹消されると、6月の半ばには再昇格を果たすも、今度もおよそ1週間という短期間の一軍滞在で再び降格となった。

 一軍と二軍を行ったり来たりという中、ファームでは素晴らしい成績をマーク。規定打席には到達していないものの、116打席に立って打率.452という驚異的な数字を残している。

 また、8本塁打で31打点を叩き出しており、出塁率.491に長打率は.808。ふたつを合わせたOPSは1.299と、ファームでは圧倒的な成績が残る。

 今度こそ一軍の舞台で輝きを...。何度も一軍の壁に跳ね返されてきた男であるが、この成績を見ると期待しないではいられない。

三冠王も見えてきた山川

 もう一人の注目は山川。大卒3年目の右の大砲候補である。

 2014年のフレッシュオールスターゲームで優秀選手賞を獲得するなど、この人もファームでは輝きを放ちながら、一軍ではなかなか結果を残せずに苦しんでいるという選手。今年も一軍では12試合の出場で打率.154と結果を残すことができていない。

 それでも、ファームでは58試合の出場でリーグトップの打率.323を記録。本塁打19も断トツの数字となっており、打率と本塁打の二冠を走っている。

 さらに打点でもトップの岡本和真(巨人)に3差の2位につけており、ここに来て三冠王も視界に入ってきた。

 ただし、いくら三冠王と言っても一軍で活躍できなければ意味が無い。もちろん悪いことではないのだが、大卒3年目の“ファーム三冠王”はあまり素直に喜べるものではないだろう。

 この山川も一軍の壁をぶち破って欲しい選手の一人である。

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最終更新:7/21(木) 16:37

ベースボールキング