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キリコにガラス膜、漆の劣化抑える 富来領家青年会と県工試

北國新聞社 7/21(木) 2:34配信

 志賀町富来領家町青年会は20日、キリコ祭り「冨(と)木(ぎ)八朔(はっさく)祭礼」の子ども用小キリコ2基に、県工業試験場(金沢市)の協力を得て、漆の劣化を抑えるガラス膜コーティングを施した。県工試によると、キリコにコーティングを行うのは初めて。青年会のメンバーが分解したキリコの表面に薬剤を塗って乾燥させると光沢が増し、祭礼が営まれる8月27、28日のお披露目に向けて期待が高まった。

 キリコは高さ2・7メートルで、30年以上前に造られた。キリコ表面の漆がくすんだり、はがれたりする部分があったため、青年会では5月、県工試に相談した。

 県工試では、漆製品の普及につなげるため、乾くとガラス膜をつくるコーティングを施して耐久性を高める技術を開発しており、キリコにも応用できないか青年会に提案した。県工試によると、漆は紫外線に長時間さらされると変色するが、コーティングを施せば光沢をよみがえらせることができる。

 県工試は、この技術をトレーや桶へ活用しており、キリコの今後の経過をみて、みこしにも使えないか検討する。

 山添忠司会長(41)は「キリコの光沢が増して、見違えるほどきれいになった。祭りでは子どもたちに堂々とキリコを担いでほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/21(木) 2:34

北國新聞社

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