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高江緊迫、県道封鎖しヘリパッド着工へ 沖縄1600人が抗議

沖縄タイムス 7月22日(金)1時49分配信

 政府は22日朝、沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場(国頭村、東村)で、ヘリパッド建設に着手する。建設に反対する市民らの抗議行動を防ぐため、現場を通る県道70号の南北2カ所で検問を実施し、往来を封鎖する。緊急抗議集会が着工が迫った21日、建設予定地N1地区へ続く出入り口前であった。市民らは「工事強行はさせない。勝つまで頑張ろう」と気勢を上げた。主催者発表で1600人が結集。2007年から続くヘリパッド反対の座り込みや集会で、同規模の結集は初めて。

 着工に向け、22日早朝に検問を始めて県道の通行を規制する。検問前から現場にいる市民らには、安全の確保などを理由に規制区域外への移動をうながし、従わない場合は排除も辞さない。人が入れないようにした上で、N1ゲート前に市民が停車している車両を撤去する。その後にゲートから資機材を搬入し、着工する。建設工事の再開は2014年7月以来、2年ぶりとなる。
 政府はN1、G、Hの3地区で、合計四つのヘリパッドを建設。当面はN1地区で、建設予定地につながる道路の舗装工事をする。来年3月までにすべて完成させる方針だ。
 着工に先立ち、沖縄防衛局はN1地区の裏手にある約0・4ヘクタールを「工事用道路」として使用できるよう、沖縄森林管理署に許可申請し、14日付で許可を得た。
 許可により防衛局が土地の管理権限を得ており、G、H地区の工事用道路として使う可能性がある。
 抗議集会はヘリパッドいらない住民の会、高江現地行動連絡会などが主催。本島各地から自家用車や市民団体の大型バスで市民が続々と駆けつけた。住民の会を代表し伊佐真次村議は「10年近く毎日ここのテントに座り込んできた。こんなに多くの人が集まってくれてうれしい」とあいさつ。現地行動連絡会の間島孝彦さんは「残り四つのヘリパッドは絶対に造らせない。安倍政権の横暴と闘おう」と呼び掛けた。
 日米両政府は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、北部訓練場7543ヘクタールのうち、半分以上の3987ヘクタールの返還で合意。返還される部分にあるヘリパッド七つを残る部分に移設(06年に六つへ変更)する条件がついたため、住民らが反発し、完成は2カ所にとどまっている。

最終更新:7月22日(金)2時52分

沖縄タイムス