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ヘルパンギーナ、東京や神奈川で患者急増…警報レベルに

リセマム 7月22日(金)11時26分配信

 毎年夏に流行する感染症「ヘルパンギーナ」の患者が、東京都や神奈川県で急増している。第28週(7月11~17日)の患者報告数は、神奈川県で警報基準値の6.0を超える6.14となっているほか、東京都でも保健所別の患者報告数が警報レベルを超え、大きな流行となりつつある。

東京都の保健所管轄地域別ヘルパンギーナ発生状況(2016年第28週)

 ヘルパンギーナは、初夏から秋にかけて小児を中心に流行するウイルス感染症。38度以上の突然の高熱、口の中にできる水ぶくれをおもな症状とする。

 東京都によると、都内264か所の小児科定点医療機関から報告された第28週(7月11~17日)の定点あたり患者報告数は5.89人。保健所別では、31保健所中16保健所で、警報基準値となる6.0人を超えている。

 現在、警報レベルにあるのは、中央区、みなと、台東、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、荒川区、足立、葛飾区、江戸川、八王子市、南多摩、多摩府中、多摩小平の16保健所。管内人口でみると、東京都全体の55.3%が警報レベルになるという。

 都内では、2014年にヘルパンギーナが大きく流行。2014年第29週(7月14~20日)には、定点あたり患者報告数が9.92人にのぼっている。今年は同じ夏風邪の一種である手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数も増えてきており、こまめな手洗いや咳エチケットなど感染予防策を心掛けるよう呼び掛けている。

 神奈川県では、県内215か所の小児科医療機関から報告されたヘルパンギーナの患者数が7月上旬から増加し、第28週の発生状況が警報レベルを超える6.14となった。特に横須賀市は14.22と大きな流行となっており、三崎で10.50、鎌倉で9.0、川崎市で7.84、横浜市で6.31と、県内東部地区を中心に警報レベルを超える流行状況にある。

 神奈川県でヘルパンギーナの定点あたり患者報告数が警報レベルとなったのは、2年ぶり。直近5年間では、2014年と2012年にも警報レベルに達しており、2年ごとに流行を繰り返している。神奈川県では、感染予防の徹底とともに気になる症状がある場合は医師の診察を受けるよう呼び掛けている。

《リセマム 奥山直美》

最終更新:7月22日(金)11時26分

リセマム