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Living in Sapporo《台湾人》黄さん前編 雪景色にあこがれて札幌選択

THE PAGE 7/23(土) 11:00配信

 【北海道・札幌】200万人近い人口を抱える北海道の道庁所在地・札幌。「さっぽろ雪まつり」を代表とする世界規模のイベントも開催され、多くの観光客が訪れる街だ。その札幌には多くの外国人(2011年の札幌市の調査によると「札幌の外国人登録者数」は9500人強)が住んでいる。そこで札幌に住んでいる外国人に「札幌の魅力」を聴く「Living in Sapporo」をスタート。第9回目前編では、JR札幌駅直結のセンチュリーロイヤルホテルでロビーサービスとして働く台湾人・黄金元(こう・きんげん)さんに日本に来たきっかけを聞いた。
(インタビュー・構成/橋場了吾)

Living in Sapporo~外国人が見た札幌

冷泉・ドライフルーツが有名な宜蘭県出身

 私が生まれたのは、台湾の北東部にある宜蘭県です。この町は冷たい温泉(冷泉)が有名で、夏場はプール代わりによく遊んでいました。温泉なのでブクブク湧いていて、炭酸がきつめです。飲むこともできるのですが、あまり美味しくはありません(笑)。

 石垣島が非常に近いので、気候は沖縄と似ています。また台風はかなり多くの数がやって来るも特徴です。

 宜蘭市の特産物といえば、蜜餞(日本でいうドライフルーツのこと)です。イチゴやマンゴー、バナナが原料の製品が有名で、日本のコンビニにも売っているのはびっくりしました。私にはちょっと甘過ぎですが、人気がありますね。

 学生時代は、勉強よりも、遊んでばかりいました。海が近かったので、よく泳ぎに行っていましたよ。山に行くのも好きでしたね。とはいえ、勉強もして宜蘭の西にある桃園県の大学に進学しました。

通訳・翻訳家になる夢を叶えるために札幌へ

 大学では外国語学部だったのですが、英語と日本語が必修で、その時に初めて日本語に出会いました。それまでは「日本=アニメ」というイメージで、正直なところそれほど興味もありませんでした。

 その私が日本に興味を持ったのは、日本の祭りを授業で知ってからです。当時、大学では日本語に親しめるよう先生が日本のアニメや歴史、祭りなど文化を交えながら授業を進めていて、その中でも祭りに関しては特徴的なものを紹介していたのでそれで興味を持ちました。

 台湾は台湾国語(標準中国語に近い)を使用するので漢字は大丈夫なのですが、最初はひらがなを覚えるのが大変で…。ひらがなをマスターしてから、だいぶ楽になりました。

 もともと私は、通訳・翻訳家として仕事をしたいという夢があったのですが、外国語で一番得意なのが日本語だったことから、大学卒業後に日本へ来ることにしました。日本語学校で、しっかりと日本語を学ぶために札幌に来たのですが、その理由は台湾と一番気候が違ったからです。映画・テレビでしか見たことがない真っ白な雪の世界に憧れて、日本語を学ぶ場所として札幌を選びました。

※後編は24日(日)に掲載します。

最終更新:7/23(土) 11:00

THE PAGE