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蔡総統、「台湾は民主的な社会」 中国大陸・習氏に理解求める

中央社フォーカス台湾 7月22日(金)15時17分配信

(ワシントン 22日 中央社)蔡英文総統はこのほど、米紙ワシントンポストのインタビューに答え、台湾は民主的な社会で、総統や政治指導者の決定は民意に沿ったものでなければならないとして、中国大陸の習近平氏に理解を求めた。

総統府が22日公表したインタビュー内容と同府の黄重諺報道官によると、蔡総統は、習氏が進める反腐敗運動は中国大陸の発展プロセスにおいて非常に重要なものだと指摘。両岸(台湾と中国大陸)関係では、同氏がより柔軟な姿勢を示すよう期待すると述べた。

また、「一つの中国」の原則に関する「92年コンセンサス」の受け入れに、習氏が期限を設けたとする一部学者の指摘に関しては、同氏には情勢を踏まえ、正しい決定を下せる能力があると強調。政府が民意に反するような条件を受け入れる可能性は高くないとの考えを示した。

国民党の馬英九前政権は2008年以降、同コンセンサスを基に中国大陸との交流を進めていたが、今年1月の総統選で台湾独立志向を持つ民進党の蔡氏が当選し、同年5月に就任した。大陸側は受け入れを求めて圧力を強めているが、蔡政権はこれを事実上拒否している。

<92年コンセンサス> 1992年に台湾と中国大陸が窓口機関を通じ確認したとされる両岸対話の原則。“一つの中国”を前提としているがその解釈には触れておらず、国民党は「一つの中国=中華民国」との立場を示している。

(鄭崇生/編集:杉野浩司)

最終更新:7月22日(金)20時42分

中央社フォーカス台湾